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[14カ国目 ペルー]クスコ

謎の棚田と塩田へ

パナマの宿で出会った旅人に見せてもらった塩田の写真が気になり、
クスコ郊外の「マラスの塩田」へ行くことにした。
ここへは交通手段がないので、タクシーをチャーターするか、ツアーで行く事になる。
試しにインカ古道トレッキングを申し込んだ旅行会社で聞いてみると塩田の他に、
モライというインカ時代の農業試験場に行く1日コースがあると言うので、そこで申し込むことにした。

集合場所で観光バスに乗り込むと、車内はペルー人観光客でいっぱいだった。
どうやら向かう先は、地元の人がちょっとした遠足として訪れる場所のようだ。

糸を作る

クスコを出発して1時間くらい経つと、休憩ということでバスが停車。
目の前の建物に入ってみると円形に椅子が並んでいて、民族衣装を着たおばちゃんが織物の説明を始める。
アジアの格安ツアーで強制的に土産物屋を回らされるのと同じ状況。
でも、織物の説明は意外と興味深くて聞き入ってしまう。
動物の毛を糸にすることからはじめて…

自然染料を煮出す

きれいに染まるように温度を調節しながら自然染色する。

チチャモラーダ色に染まった糸

紫トウモロコシからは、発色のよい鮮やかな紫色の糸ができる。
その他、花びら、種子、青菜、木の皮、サボテンなど様々な原料が使われる。
塩やレモンを入れると色が変わる実験も見せてくれて、科学の授業のよう。

買い物タイム

説明が終わると、お決まりの買い物タイム。
先ほど、丁寧な作業工程を見せてもらった後なので、買う人も多い。

モライ遺跡

再びバスに乗り込み、さらに30分くらい走ったところで最初の見所、モライ遺跡に到着。
闘牛場のような円形の段々畑はとにかく大きい。
ここでは、インカの人々が高低差(温度差)を利用して、作物の育ち方の実験をしていたという。
ただ、考古学者によっては、円形の劇場であったと推測する人もいて、実際のところはまだ謎のままだそう。

モライ遺跡の中央 よいエネルギーが集まっているそうだ

ガイドさんによると、中央部にはよいエネルギーが集まっているということなので、
皆でよいこらしょと一番底の中央部へ降りていく。
うーん?

モライ遺跡 インカの階段を上る

よいエネルギーかどうかはよくわからないまま、降りてきたからには帰らなければいけない。
再びよいこらとインカの階段を登る。

マラスの塩田

再びバスに乗り込み、30分ほど走ると、車窓に白いものが見え始める。
アンデスの渓谷から湧き出る塩水を利用した広大な塩田だ。
海から遠く離れた山奥で、そしてこの場所だけで、なぜ塩水が湧き出るのか、
ガイドさんも明確な答えは分からないという。
昔ここが海だったとしたら、ここだけじゃなくて近隣で塩が取れてもいいはずだし…。
アンデスの山奥で取れたからこそ、インカ時代には貴重なものとされ、帝国が管理し分配していたという。
現在、塩田は山の上に住む住民達が所有しているそうだ。
塩の生産は乾季の5月~10月頃に行われるそうで、私たちが訪れたのは雨季だったので作業風景は見られなかった。

マラスの塩田 雨季

乾季に塩田に溜まった水が天日に干されると、塩が表面に現れるそうだ。

ラードを混ぜた塩 マラスの塩田

塩田で取れる塩の種類は、5種類だそう。
そのうちの1種類を精製してヨードを混ぜた食塩が売られていた。

朝の8時に集合し、15時には帰ってくるお手軽ツアー。
なんだかあっけなく終了した感じもするけど、たまにはこんな楽チンツアーもいいかも。

ありさ

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アマゾンの秘薬・アヤワスカを飲む

ペルーに入る前から何度も聞いた幻覚作用をもたらす植物「アヤワスカ」。
アマゾン川流域で自生するつる植物で、これと他の特定の植物を加えて煮出した黄土色の液体を飲むと、
激しい嘔吐とともに「ビジョン」と呼ばれる何らかの視覚的イメージを見る。
アマゾン西部の先住民の人々は、この植物を儀式や民間療法で用いてきた。
この儀式を司るのが「シャーマン」と呼ばれる超自然的存在と接触・交流・交信する人だ。
沖縄の御嶽(うたき)のような存在と言ったらよいかもしれない。
長期旅行をしている旅人の多くが、ペルー北部のシャーマンが住む村へ行って服飲している。

人によって何を見るかは様々だけど、自分の過去・現在・未来が見える事もあるらしい。
特に私には「未来」が気になった。
見えるなら、見てみたい。
住所不定無職の宙ぶらりんな今の状態が心の奥ではどこか不安で、
誰かに「それで大丈夫」と言って欲しかったのかもしれない。

でも、それを飲むためだけに北部のその村までリマから何十時間もかけて行こうとは思わなかった。
もしそれが自分にとって本当に必要なら、いつか自然と機会がやってくるだろうと思っていた。
そうしているうちに、ペルーの旅・最後の訪問地であるクスコにやってきた。
きっと縁がなかったのだと思っていた。
それが、インカ古道トレッキングで一緒だった旅人の話を聞いて変わった。
クスコにもシャーマンがいる事を知ってしまったのだ。
彼女はアヤワスカは飲まずに、シャーマンにコカの葉占いだけをしてもらったそうだが、
自分の身の回りのことについて言い当てられ、
今の自分にとって必要なことも教えてもらったと言っていた。

シャーマンショップ

後日、その人の話を頼りにアルマス広場周辺を歩いてみると、シャーマンがいるというその店は見つかった。
その店ではアヤワスカ・セレモニーを毎日開催しているという。
その店で行うのではなく、夕方、クスコ郊外の専用の場所へ移動し、帰ってくるのは翌朝になるそうだ。
料金を聞いてみると、びっくりするくらいの外国人料金だったけど、
この機会を逃すと二度と出会うことはないかもしれない。
ゆーやんは全く興味がないというので、私だけ、参加することにした。

アヤワスカは嘔吐を促す作用があるため、当日は朝食後、水以外のものを口にしてはいけない。
当日はお昼くらいから早くもお腹をぐぅぐぅ言わせながら、夕刻、ひとり、集合場所へ向かった。
前日は6人くらいの欧米人観光客がお店の前に集合していたけれど、その日の参加者は私一人だった。
その日は緊急に瞑想のお客さんが入ったそうで、瞑想が終わってからアヤワスカの儀式を開始するとの事。
瞑想のお客さんって、変なグループだったらどうしようとちょっと不安になりながらも、
シャーマンの奥さんとタクシーに乗り込み、セレモニーの場所へ向かう。
クスコの街から山を10分くらい登った所で車を降り、街灯のない真っ暗な田舎道を少し歩くと門の前に到着した。
大きな門を入ると、手前にシャーマン家族の家があり、奥に円形の建物があった。
そこが、セレモニーをする場所だ。

瞑想の空間

20時、赤ちゃんを連れた若い夫婦と旦那さんの両親がやってきた。
今日の瞑想は、具合の悪い赤ちゃんのお払いをするためだという。
私も瞑想に参加して構わないとの事なので、ご一緒させてもらうことにした。

真っ暗な会場で、シャーマンが参加者に蝋燭を点すように指示する。
1つ、また1つと蝋燭が燈ると、ようやく会場の中が見えてきた。
目の前には円形の台があり、その上に三角の台、さらにその上に三角の台が
ピラミッドのように重なっているのがわかった。
その台の周りをゆっくり回りながら、シャーマンは呪文のようなものを唱えたり、歌を歌ったりする。
赤ちゃんを抱いた母親や家族も、時折シャーマンに指示されて台の周りをゆっくり回る。
その後、長い長い沈黙の時間。
皆で赤ちゃんの病が治るように瞑想する。
再び呪文や歌を歌った後、台の上に置いてあった水を参加者全員で少しずつ飲み、赤ちゃんに含ませる。
その水は祈りのこめられた聖なる水であるらしく、持ち帰り用にペットボトルに移され、
シャーマンが毎日朝昼晩、赤ちゃんの唇にその水を含ませるように指示していた。
こうして、約一時間の瞑想の儀式は終了した。

シャーマンの呪文には「インカ」や「マンコカパック」などインカにまつわる言葉が含まれていたので、
インカ時代から受け継がれる儀式なのだろう。
現代においても病気になった時に悪魔祓いや厄払いをする文化がある、
ということは頭ではわかっていたけれど、実際に目にすると驚きだった。

私達は身体が悪くなるとすぐに近代医療に頼りがちだけれど、「病は気から」という様に、
本当は心への栄養が一番効果があるのかもしれない。
身近な人の祈りの力、愛情が一番の薬。
もちろん近代医療も必要だけど、「治療は医者に任せておけばいい」のではなく、
心への栄養が一番効果があるということを忘れずにいたいと思う。
今回、瞑想に参加させてもらい、そのことを改めて実感した。

アヤワスカ・セレモニーがはじまる

瞑想が終わると、会場には私ひとりが残され、すぐに違うシャーマンがやってきて準備を始めた。
シャーマンは入ってきた時はTシャツ姿だったけど、その上からそれらしい伝統的な服を被り、
私に「準備はいい?」と尋ねた。
私が頷くと、身体のお払いをするから帽子と服を脱ぐように言う。、
私の身体から何かを外に出すようなしぐさをしながら全身に香水を塗られる。
その後、シャーマンはトレイに山積みにされたコカの葉を燃やし、
黄土色の液体が入ったペットボトルをシャカシャカ振りはじめた。
下のほうに沈殿していた濃い液が平均的に混ざると、それをコップに並々と注ぎ、私の方へ持ってきた。
私はそれを受け取ると、一気に飲んだ。

まずーーーーーーい!!

一気に飲まないと飲めない味だ。
シャーマンもタバコをふかした後、アヤワスカを飲んだ。

30分くらいすると、目の裏がチカチカしだした。
手術台の光がいっぺんに照らされたような、
歯医者で座っている時に光がまぶたの上に当たっているような、強烈な明るさだ。
眩しいと思っていると、光は流れるように形を帯び始めた。
手で万華鏡を回しながら覗いた時のように、形がどんどん変わっていく。
でも、万華鏡のように角ばった形はひとつもなく、すべての形がアメーバのように丸みをおびていて、
アメーバのように自在に形を変える。
ああ、でもとにかく眠い。
そして、胸のあたりが気持ち悪い。
シャーマンは歌を歌っている。
そして何かを吐き出すようにシュッシュッシュッシュッと息を吐いている。
なんだかゆらゆらしてきて、私はいつの間にか眠っていた。

どれだけ時が経ったかわからない。
寒さと強烈な吐き気で目が覚めた。
用意されていたバケツに全部吐いた。
朝から何も食べていないので、アヤワスカだけが出てきた。
その時「私にはアヤワスカは必要ない。吐いてしまえばもう気持ち悪くなくなるし眠れるんだ」そう思っていた。
全部吐いてしばらくすると、シャーマンが近づいてきてビジョンは見えたか聞いてきた。
私が「ビジョンは見たけど、未来は見えなかった」と言うと、
「もう1回飲んだほうがいい」と言う。
私が「もう飲みたくない」と言うと、「これは必要なんだ」と言う。

そして、今度はグラス半分の量のアヤワスカ。
また、一気に飲み干した。
しばらくたって、身体が熱くなってきた。
暗闇の中にイメージが浮かび上がる。
真っ暗な中、白い色だけ光る部屋にいるように、蛍光色の線が浮かぶ。
メキシコで見たような愉快なガイコツがまぶたの裏一面に現れては形を変えていく。
シャーマンが歌を歌う。
シュッシュッシュッシュッ。悪いものを払い落とす息遣い。
そのうち、また私は眠りに落ちた。
気持ち悪くて目が覚め、また全部をバケツに吐いた。
シャーマンは「もっと飲む?」と聞いてきたけど、「もう寝たい」と答え、横になった。

アヤワスカ・セレモニーの空間

次に目が覚めたのは、朝だった。
シャーマンはまだ寝ていた。
辺りは明るく、鳥がさえずっていた。
どこか遠いところへ旅をした後、夢から覚めた気分だった。
口の中にはアヤワスカの苦味と渋みが少し残っている。
ああ、帰ってきたんだな、と思った。

結局、ちまたで言われているような、過去も現在も未来も、私には見えなかった。
ただ、クスコへの帰りの車の中で思った。
私にはものすごく大切な人達がいて、とても恵まれている。
今、満ち足りている。
未来が見えなくても、それで、充分だ。
全部吐いたせいか、身体がすっきりしていた。
余計なものが全部出て行った気がした。

アヤワスカのビジョン

自分にはビジョンが見えたけど、絵描きでもアーティストでもないので、私がそれを表現することはない。
だから、私にはアヤワスカはもう必要ないし、二度と飲むことはないだろう。
ただ、今まで理解できなかった、幻覚作用の中から生み出されるアートの世界が少しは理解できるようになったかもしれない。

アヤワスカを飲まなくても、人生の中で誰でもスピリチュアルな体験をしたことがあると思う。
感謝の気持ちで満たされ、何かに包まれているような満ち足りた気持ちになる時。
思い返してみると、私が何かスピリチュアルなものを感じる時、
それは心が芯からゆったりと解き放たれ、自然と一体化した時だった。
いつもそのような状態でいられたらいいかもしれないけど、修行が足りないのか、
そういう時は人生でも数えられるくらいだ。
アヤワスカを飲んでその状態になる人もいるらしいけど、私は違った。
いつか、何が自分に必要か、わかる時がくると思う。
その時まで、急がず、ゆっくりと、着実に、歩いていきたい。

シャーマンの神棚 黄土色の液体がアヤワスカ

中央のペットボトルに入った黄土色の液体がアヤワスカ。
クスコのシャーマンが気になる方は、シャーマンショップへ。

ありさ
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クスコでの最後の日には

朝チェックアウトのために荷物を整理していると、
玄関のドアをノックする音。
受付もない離れの別館だったため、たまに誰かノックすると、
泊まっている人の誰かが自然に玄関に行ってドアを開ける。
今日はなんとなく自分がドアを開けに行くと、
なんとびっくり!メヒコで出会った旅人、ほそQ夫婦の旦那さん。
メールでクスコに到着していたのは聞いていたけど、
会おうにもうちらがどこかに出かけていて、すれ違いだった。
そういえばリマでもすれ違ったままだったな。
というか、このわかりづらい別館を探し当てるとは…驚き。

お昼から合流することにして、一度別れる。
コカ入りチョコのお土産まで頂き感謝。
彼らもインカ古道トレッキングに行くというので、
私たちが使った杖を託す。

一緒に昼食へ。

昼食というよりも有名なカフェ、2×Tresへ。
おいしいと評判のパッションフルーツのチーズケーキを食べつつ、
(自分がオーダーしたキャロットケーキはなんだかいまいちっ)
長ーーーい間、おしゃべり。

カフェ ドス×トレス

久しぶりのような気がしないが、
前に会ったのは、グアテマラのシェラで8月くらい。
もう5ヶ月も前か。。。
だいたい同じ様なペースで世界一周を進んでいる夫婦は、ほそQさんくらいなので、
なんだか不思議な縁を感じる。

カフェで長居した後は、
日本人の方がやっている雑貨屋さん”ペダソ”に行ってみる。
オーナーの女性が、雑貨のこと、インカのこと、クスコの観光のことなどいろいろ説明してくれる。
そこで近くのおすすめのペルー料理屋さん”プカラ”も勧めてくれる。
ここも日本人シェフが営んでいて、絶品のペルー料理を出してくれる。

もう夕方近くだったので、さっそくプカラへ。
雑貨屋オーナーさんお薦めのメニューをそのまま注文。

大きいコロッケ

マイルドな味

うーーーーん、確かにおいしい!
上品な感じがする。
今までペルー料理はとんでもなく安い定食ばかり食べていたので、
きちんとしたものをレストランで食べたことがない。
ここまでおいしいとは…どこかで無理して高いレストランに行かなくてよかった。
といっても、おいしすぎてこれがほんとにペルー料理なのかと疑いたくなるほど…

とにもかくにも、ここの料理は絶品!
お試しあれ。

なんだかんだとお昼から夜までほとんどしゃべり倒していたような…
私たちは日本人旅行者に会う機会が少ないので、
いっぱい日本語を話したかったのかな…
さて、次はいつ会えることやら。
まだまだ長い旅は続くので、またどこかで出会えることを祈って!
お互い、よい旅を。

クスコでの最後の日に楽しく過ごせてよかった。

さて、夜行で一気にボリビアに向かう。
とりあえずはコパカバーナへ。

ゆーじ

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