- 2010-04-29
- [3カ国目 USA]ロサンゼルス&ラスベガス
標高が高いから天候も変わりやすいのだろうか?
今日はアンテロープ・キャニオンというナバホ族が管理している公園へ。
入場料がまず必要で、そこからはツアーでないと中にいけないためさらに代金が必要。
高いな~と思いつつも、行ってみる。
この公園、ここで怪我や盗難にあっても、ナバホ族は責任を持ちませんという看板がある。
完全にアメリカの法治外?
このような先住民との関係がある事を知らなかったので、勉強したいなと思う。
1時間毎のツアーなのでしばし車の中で待つ。
時間には結構多くの人が集まっている。
ジープに10人くらい乗って、いざ渓谷へ。
渓谷に着くと、ドライバーさんがガイドしながら渓谷内を連れて行ってくれる。
約1時間半のツアー。
到着してすぐに、入場料を払ってでも来る価値がある事がわかる。

岩間の間から渓谷に入るとすぐに見たことも無いような砂岩が見える。
丁寧にサンドペーパーで磨いたように岩が細かな波模様をしている。
そして、上からは岩の隙間から差し込む太陽の光。
その明暗でまた砂岩の美しさが増す。
砂岩は洪水による水の浸食ででき、
洪水は今でも突然起こる様で、雨が降ると公園が閉まることもあるらしい。
この世のものとは思えない自然が作り出す造形美。

ガイドさんはここから写真を撮ればいい画が取れるとかいろいろアドバイスをしてくれる。
ハートの形も!

信じられないものを見て、興奮してしまう私たち。
さらにもうひとつロウワー・アンテロープ・キャニオンというものが近くにある。
さっき見た渓谷(アッパー・アンテロープ・キャニオン)の少し北にあり、あまりツアーなどで来ないような場所。
入場料がさらにかかるので少し悩むが、ここももしかしたらすごいかも?
と期待して行ってみる。
そして、また信じられないくらい素敵な光景に出会う。

えっ、て思うような岩の隙間から縫うように渓谷に入って行く。
その隙間は人が一人通れるくらい。

アッパーは最初からずっと深い渓谷で、規模が大きいけれども、
ロウワーはどんどん谷の下に下に降りて行く。
そして、団体でツアーできないほどスペースが狭い。
こっちは来た順に、ガイドしてくれる。自分達二人とドイツ人二人だけだった。

どんどん深く渓谷の下に降りて行く。
上から射す光が気持ちいい。
このいびつでかつ美しさを兼ね備えた岩々の形は僕の想像力を完全に超えていた。
すごいものに出会った。
さらにこのロウワーのよさを味付けしてくれたのが、
ガイドのジェイソン君。
入り口でギターがあったので弾けるの?って話してたら1曲弾いてくれた。
それで終わりかと思ったら、ギターを持ってロウワーに入っていく!
そのギター、持っていくんかいっ。
さらにガイドしながら(質問受付型でほとんどガイドはしてないけど)ずーっとギターを弾いている。
そのギターの音色が渓谷にこだまして素敵なエコーがかかる。
それがなんともいい雰囲気を作り出してくれる。
ほとんど絶え間なくギターを弾いてくれたジェイソン。感謝。

アンテロープ・キャニオン。
ここに来てほんとによかったと思える場所。
ゆーじ
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Comments:2
- miho URL 2010-05-05 (水) 11:32
ここ、本当にすごい!
幻想的!
きれい!!
こういうところに行くと、いつもは身勝手に生きているけど、「ああ、人間じゃなくて、自然ってすごいし、神様っているなぁ」と思ってしまうよね。
素敵な写真ありがとう!- 96happyworldjourney URL 2010-05-05 (水) 13:15
>miho
最高に素敵な場所で、最高に素敵な音楽を奏でるジェイソン、最高だったよ!
自然の創り出す美しさにはかなわないって思います。
ナバホ族のガイドさんも、「人間の目はすごい力を持っていて、カメラではなかなか捉えられない風景を捉えることができる」って言っていたのが印象的。
先日、プロカメラマンが撮影したアンテロープの写真を見て、美しさをなんとかして形に残そうとするのが、カメラマンなんだと思ったよ。
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