- 2015-04-18
- [42カ国目 イラン]ヤズド

午前中は、次の訪問国トルクメニスタンの情報収集をし、昼食へ。
ハンマム(公衆浴場)を改装したチャイハネへ向かう。

タイル使いが美しく、足を踏み入れた瞬間からテンションが上がる。
お風呂屋さんは、裸の付き合いをする特殊な社交の場。
どれほどの人がここでどんな時間を過ごしたんだろうと想いながら、その独特の空間を味わう。

昼食後はヤズドの街を散策する。
砂漠の街ヤズドは、厳しい自然条件の中で快適に過ごすために建築が発展した街だ。

趣のある土壁の小道を歩いていると、家の角にタワーのような柱が建っている。
これは、風を取り入れるための採風塔で、
ここから入った風が建物内部の貯水槽に当たり、冷風を建物内に循環させる
自然のクーラーの役目を果たしているそうだ。

左右で異なるドアノッカーを付ける事で、
訪問客が男性か女性か音で見分けられるようになっている。
右の女性用の方が高い音が鳴るそうだ。
ヤズド建築が顕著に表れているという、昔の邸宅ラリーハ邸を見学。
ツアー形式なのか、ガイドのおじさんが細部まで説明してくれる。
飲料・生活用水の確保のため不可欠だった地下水路、
冷蔵庫代わりの氷保存部屋、日干し煉瓦の壁。
砂漠の街ならではの工夫が随所に見られた。
ヤズドのは、商店も少なく、人もまばらで、田舎町といった雰囲気。
優しい色合いの黄土色の土壁のせいか、
街を歩くと心がゆったりとほぐれ、時の流れがゆるやかになる。
ありさ
*2011年10月1日の旅日記です。
4年掛けて旅の日記を仕上げていきます。もうしばらくお付き合いを!
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