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地下に住んだ人々

カッパドキア郊外の景勝地を一日かけて回る「グリーンツアー」に参加した。
旅人達から「カッパドキアに行ったら、とりあえずグリーンツアーがオススメ」と聞いていたからだ。
「レッドツアー」という名前の半日ツアーもあるそうで、
こちらはカッパドキア近郊を半日で回るもので、自転車を借りれば自分達でも回れるらしい。

さて、グリーンツアー。
何となく、イスラム圏のツアーは時間とか行程とかにおおざっぱなんじゃないかという、
勝手なイメージがあった。
でも、実際にツアーが始まってみると、スケジュールがぎっしり詰め込まれていて驚いた。
その綿密さは、まるで日本国内のツアーのようで、
4箇所も景勝地を巡り、途中、渓谷沿いのハイキングまで盛り込まれた、
盛りだくさんの内容だった。
中でも一番印象的だったのが、最初に訪れた場所。

カッパドキアと聞いてイメージしていたのは、白い奇石がニョキニョキと並び建つ風景で、
このツアーに参加するまで、カッパドキアにはそれしかないと思っていた。
ところが、最初に到着した場所が、カッパドキアのイメージを塗り替えた。
ミニバスを降りて案内されたのは、薄暗い地下都市。

地下都市の廊下

一人がやっと通れるような階段や廊下を通り、いくつかの小部屋を抜けて、
複雑なアリの巣のような構造を、どんどん地下へ地下へ。
カッパドキアには、同じような地下都市が数多く存在し、案内してもらったものは、
中でも最大規模だそう。
深さ地下8階分、約1万人が暮らせる広さだそうだ。

地下都市の小部屋

最初に誰が何の目的でこのような都市を作ったのかは、まだ解明されていない。
ただ、何十人もが集まれる空間が教会として利用された痕跡があるため、
途中からローマ帝国からの迫害を恐れたキリスト教徒が住んでいたと考えられている。
地下都市には、居住のための部屋だけでなく、学校や井戸や家畜部屋などもあり、
数十年の間、外に出なくても生活できるシステムがあったというから驚きだ。
まるで、逃亡犯のような生活。

今でこそ「風光明媚」などと称されるカッパドキアだけど、
夏は灼熱、冬は極寒で、生活には全く適さない土地だ。
だからこそ、キリスト教徒たちは、誰からも注目されないであろう不毛の地に移り住み、
ひっそりと信仰生活を送っていたのだ。

長期にわたって太陽の光を浴びないということは、
きっと視力や心身のバランスという点でも、いろいろ問題が生じたはずだ。
そこまでしてでも守っていたのが、信仰。
わずか小一時間の滞在だったけど、地下から地表に出たときの太陽のまぶしさは忘れられない。
地表で生活できること、信仰の自由があること。
普段は当たり前すぎて意識することすらない自由だけど、改めて大切さに気付かされた。

ありさ
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Comments:1

2012-08-01 (水) 11:52

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