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寿司を作る男と死を待つ男 ~ ダハブ23日目

同じ宿にアメリカ人C さんがいる。
彼は大の寿司好きで、会った時に猛烈に好きだから食べたいアピールをしていた。
自分らはまさか寿司は作れないだろうと思っていたけれど、
前述のAさんは親切にも、Cさんのために作ってあげたのだ。
優しい…。
しかもこの3週間で2回。
そして、今日を最後に徹底的に教えて自分で作れるようにするという。

そんなCさんの海苔を炙るシーン。

海苔を炙る

真剣そのもの。

ご両人のご好意でできたちらし寿司をおすそ分けまでしてもらった。
海苔が売っていること自体びっくりなのだけど、
日本食を出しているレストランからわさびまで仕入れてくるBさんの根性には脱帽。
具は最高に豪華で、海老、ねぎサーモン、アボカド、カニカマとダハブで仕入れられるものの総決算。
おいしすぎる。
自分達だけでは、なかなか高価で手が出ないものばかり…。

自分達はレトルトお味噌汁3人前を出してきて一緒にいただく。
まさかこんな所でお寿司に出会えるとは。
感謝。感謝。

ゲストも多数来ていて、その中にアメリカ人のおじいさんが来ていた。
彼とAさんと4人で話をする。
彼は退役軍人で、ある戦争時に作っていた弾薬の影響で、皮膚癌に侵されていた。
もう余命はわずからしい。
少しでも過しやすい気候を求めてここダハブに住んでいる。

彼が語る内容は、昨日Aさんと3人で話していた内容と同じことばかりで、
どきりとした。
まるで昨日の話を聞いていたのか、心の底を読んでいるのではと思ってしまう。
福島の話や宗教の話もした。
死を見据えた人が発する言葉に重みを感じた。

改宗してイスラム教徒になったというけれど、酒もタバコも辞めないという。
残りの人生を楽しみたいから。
死に向かい合う時に、人が各々取りうる宗教観というのは、
その人にとって絶対な価値観を持っているのだろう。

深く考えさせられた不思議な夜だった。

ゆーじ
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Comments:2

かっちゃん URL 2011-11-13 (日) 02:24

もし、自分の余命を医者に告げられたら、自暴自棄になって、破れかぶれになってしまう気がする。

宗教って、そういう荒れた心に寄り添って、残された日々を一日一日、刻みつけるように生かす力を持っているんだろうなぁ。

96ゆーじ&ありさ URL 2011-11-13 (日) 14:25

かっちゃん>
今なら自分もそうなると思うわ。
年を取るにつれて死生観を見つめていって、何かを少しずつ学んでいくのでしょうかね…
自ら学ぶことよりも身近に気軽に接することができて、恐怖を取り除いてくれるからこそ、宗教というものがあるのかな。
死というのは本能的に根本的に怖いものですから。

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