- 2011-07-01
- [35カ国目 ヨルダン]ぺトラ
早朝ワディ・ムーサの町から南下して港町アカバへ
紅海を横切り、ヨルダンからエジプトへと向かう。
アカバの町に到着して、すぐタクシーを探す。
新しく訪れた街での相場というものは、しばらくいないとわからないもの。
港が街の中心から離れているらしいのだけど、どれくらいの距離かわからず、
手持ちで残りのたった3ディナール(330円くらい)だけを頼りにタクシーに声を掛けるが、
みんな10ディナールだと言って譲らない。
そん中、仕方ないな~と言った顔で車を止めてくれた青年ドライバーが、
3ディナールでいいから乗れ乗れと言ってくれる。
ご好意にあやかり港へ向かう。
英語の話せない彼が、途中でアラビア語で何やら話しかけてくるが、よくわからず到着。
かなりの街外れ。まあ3ディナールにしては安いけれど、
4か5ディナールくらいが相場の距離かな~なんて思う。
それでも何も文句も言わずに降ろしてくれた。
彼に親切な印象を受ける。
すぐに港の入り口のガードマンにパスポートを見せて入場しようとすると、
チケットは?と尋ねられる。
ここで買うよと言うと、売ってないと言われる。
どこで売っているのかと尋ねると、アカバの町だと。
そんなわけないじゃないかと思いつつ、港に入場さえさせてもらえないので、
なくなく町に戻らないといけない。
手持ちのディナールはゼロ。どうしたものか。
外をふと見ると、乗ってきたタクシーがもう戻ろうと車を動かしていた。
それを待ってくれと、必死で止める。
彼がタクシーの中で何か言っていたのはチケットは持っている?って尋ねてくれていたのだ。
ということで、町に戻ってもらって、チケット買いに行くことに。
チケットオフィスは、なんだかわかりにくそうな所にあるが、ドライバーが連れて行ってくれる。
クレジットカードが使えないということで、ヨルダン・ディナールの現金が必要。
せっかく使い切ったヨルダンのお金をまた引き降ろさなくてはいけない。
まあタクシー代もまた必要だからしょうがないけれど。
お昼の高速船は売り切れらしく、深夜の便しか売ってもらえなかった。
16時にもフェリーがあるので、港で変更しろということになる。
チケットを購入し、またタクシーで港へ。
港に着いてタクシー代金をいざいくら払うべきかを考えていた。
急いでいて港からの往復の値段交渉はしていない。
片道4ディナールで往復でも8でいいだろうと思って、
8ディナール(880円)を渡すことにした。
しかし、やはり少ないと言ってくる。
しかもいろいろ周ってあげたからと、20ディナール(2200円)を要求してくる。
考えていた値段の倍。高い。
そして、がっくり。
先ほどまでのあの親切兄さんはどこに?、と思ってしまう。
必要な時に手助けをしてくれたのだからと思いたいけれど、
やはり納得がいかない値段。
この地では、先に交渉しなかった自分たちに落ち度があるけれど、
どうにもこうにも腹が立ってくる。
これがアラブ的なお金の取引なのだろう。
交渉第一。
今から同じくアラブ圏のエジプト。値段交渉がめんどくさそう。
ぎりぎりのお金しか引き降ろしていなかったので、10ディナールだけ渡して降りる。
あまり納得していなかったようだけど、さして不満でもなさそうな感じ。
これが相場なのかどうか?
たかが何百円の差だけれど、
正しい料金なるもの(そんなもの無いだろうけど…)を払いたい。
いろんな旅人が世界中で経験するこの経験。
慣れるまでがしんどい。慣れてからもしんどい。
自分達はいつまで経っても値段交渉がうまくならない。
こういうのを笑顔でささっと交渉できる旅人達は尊敬してしまう。
港では、出国税を支払い、出国審査をして16時まで待つ。
チケットの変更は何も無くて、ただ16時のフェリーに乗ればいいとのことに。
本当にここでチケット売っていないのか聞いてみたが、
どうやら本当のよう。
なんでも疑ってしまう癖がついてしまっている自分が嫌になる。
4時間近く港で待ち、ようやく船へ。
待っている間に親しくなったエジプト人が席を取ってくれていたり、
前に座っている子供たちがかわいすぎて、少しばかりすさんでいた心が安らぐ。

夜の10時近くにようやくエジプトに入国。
船を降りるとそこはカオス状態。
入国審査場に向かうバスに乗り込む人が引きめしあっていた。
毎日同じ事しているはずなのに、こうもうまく仕事が回せていないのを見て、
アラブの国、エジプトもやはりアフリカの一国なのだなと思ってしまう。
ヨルダンやイスラエルのスマートな国からまたカオスの国に舞い戻った印象。
入国のビザ代20USDを支払って、シールをもらい、ようやく入国スタンプを押してもらう。
もう23時を回っている。
アカバからタクシーに乗りバックパッカーの沈没地ダハブへと向かう。
深夜なので値段も下がらず、どうしようもないので他の旅人とシェアして、
真っ暗闇の道を進んでいく。
丸1日を移動に費やした日。
とんでもなく疲れた。
ゆーじ
紅海を横切り、ヨルダンからエジプトへと向かう。
アカバの町に到着して、すぐタクシーを探す。
新しく訪れた街での相場というものは、しばらくいないとわからないもの。
港が街の中心から離れているらしいのだけど、どれくらいの距離かわからず、
手持ちで残りのたった3ディナール(330円くらい)だけを頼りにタクシーに声を掛けるが、
みんな10ディナールだと言って譲らない。
そん中、仕方ないな~と言った顔で車を止めてくれた青年ドライバーが、
3ディナールでいいから乗れ乗れと言ってくれる。
ご好意にあやかり港へ向かう。
英語の話せない彼が、途中でアラビア語で何やら話しかけてくるが、よくわからず到着。
かなりの街外れ。まあ3ディナールにしては安いけれど、
4か5ディナールくらいが相場の距離かな~なんて思う。
それでも何も文句も言わずに降ろしてくれた。
彼に親切な印象を受ける。
すぐに港の入り口のガードマンにパスポートを見せて入場しようとすると、
チケットは?と尋ねられる。
ここで買うよと言うと、売ってないと言われる。
どこで売っているのかと尋ねると、アカバの町だと。
そんなわけないじゃないかと思いつつ、港に入場さえさせてもらえないので、
なくなく町に戻らないといけない。
手持ちのディナールはゼロ。どうしたものか。
外をふと見ると、乗ってきたタクシーがもう戻ろうと車を動かしていた。
それを待ってくれと、必死で止める。
彼がタクシーの中で何か言っていたのはチケットは持っている?って尋ねてくれていたのだ。
ということで、町に戻ってもらって、チケット買いに行くことに。
チケットオフィスは、なんだかわかりにくそうな所にあるが、ドライバーが連れて行ってくれる。
クレジットカードが使えないということで、ヨルダン・ディナールの現金が必要。
せっかく使い切ったヨルダンのお金をまた引き降ろさなくてはいけない。
まあタクシー代もまた必要だからしょうがないけれど。
お昼の高速船は売り切れらしく、深夜の便しか売ってもらえなかった。
16時にもフェリーがあるので、港で変更しろということになる。
チケットを購入し、またタクシーで港へ。
港に着いてタクシー代金をいざいくら払うべきかを考えていた。
急いでいて港からの往復の値段交渉はしていない。
片道4ディナールで往復でも8でいいだろうと思って、
8ディナール(880円)を渡すことにした。
しかし、やはり少ないと言ってくる。
しかもいろいろ周ってあげたからと、20ディナール(2200円)を要求してくる。
考えていた値段の倍。高い。
そして、がっくり。
先ほどまでのあの親切兄さんはどこに?、と思ってしまう。
必要な時に手助けをしてくれたのだからと思いたいけれど、
やはり納得がいかない値段。
この地では、先に交渉しなかった自分たちに落ち度があるけれど、
どうにもこうにも腹が立ってくる。
これがアラブ的なお金の取引なのだろう。
交渉第一。
今から同じくアラブ圏のエジプト。値段交渉がめんどくさそう。
ぎりぎりのお金しか引き降ろしていなかったので、10ディナールだけ渡して降りる。
あまり納得していなかったようだけど、さして不満でもなさそうな感じ。
これが相場なのかどうか?
たかが何百円の差だけれど、
正しい料金なるもの(そんなもの無いだろうけど…)を払いたい。
いろんな旅人が世界中で経験するこの経験。
慣れるまでがしんどい。慣れてからもしんどい。
自分達はいつまで経っても値段交渉がうまくならない。
こういうのを笑顔でささっと交渉できる旅人達は尊敬してしまう。
港では、出国税を支払い、出国審査をして16時まで待つ。
チケットの変更は何も無くて、ただ16時のフェリーに乗ればいいとのことに。
本当にここでチケット売っていないのか聞いてみたが、
どうやら本当のよう。
なんでも疑ってしまう癖がついてしまっている自分が嫌になる。
4時間近く港で待ち、ようやく船へ。
待っている間に親しくなったエジプト人が席を取ってくれていたり、
前に座っている子供たちがかわいすぎて、少しばかりすさんでいた心が安らぐ。

夜の10時近くにようやくエジプトに入国。
船を降りるとそこはカオス状態。
入国審査場に向かうバスに乗り込む人が引きめしあっていた。
毎日同じ事しているはずなのに、こうもうまく仕事が回せていないのを見て、
アラブの国、エジプトもやはりアフリカの一国なのだなと思ってしまう。
ヨルダンやイスラエルのスマートな国からまたカオスの国に舞い戻った印象。
入国のビザ代20USDを支払って、シールをもらい、ようやく入国スタンプを押してもらう。
もう23時を回っている。
アカバからタクシーに乗りバックパッカーの沈没地ダハブへと向かう。
深夜なので値段も下がらず、どうしようもないので他の旅人とシェアして、
真っ暗闇の道を進んでいく。
丸1日を移動に費やした日。
とんでもなく疲れた。
ゆーじ
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Comments:2
- かっちゃん URL 2011-10-27 (木) 15:01
もはや旅行における修業。
時間が経たないと振り返りたくないメモリー?- 96ゆーじ&ありさ URL 2011-10-27 (木) 20:27
かっちゃん>
まさに修行…
こういうことあるようであんまりなかったんです。
やっぱアラブ圏に来たからか…日記に書いていない悪いことはどんどん忘れちゃいますね…
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