- 2011-06-10
- [34カ国目 ケニア]マサイマラ国立公園
昨日故障したスペイン人グループの車も修理が完了し、2台の車に分乗する。
3人だとやっぱりスペースがひろびろしていい。
朝食を食べたら出発!
わくわくわくわくわくわく。

この日最初に見たのは、鳥の王者イーグルの捕食シーン。
小動物を捕まえたイーグルは、獲物を引きずりながら少しずつ移動していた。
獲物を隠し、落ち着いて食べる場所を探していたのだろうか。
間近で見るイーグル・アイは鋭く、黄金色。
その強いイメージからか、イーグルはアメリカ、ロシア、メキシコの国章にもなっている。
モンゴルにはイーグルを使って狩りをする人々がいるらしい。
狩りの名手であるイーグルと人々の間に信頼関係があるからこその狩りなんだろう。
途中、ゆーやんと後続車に乗っていたスペイン人のマルコさんが、
木の上から飛び降りるヒョウを発見。
ヒョウは、ガイドさんにとっても見つけるのが至難の業らしい。
運転手さんが通り過ぎてしまったので、
見かけた場所に車を戻してもらったけど、ヒョウは遠くの方に行ってしまっていた。
「彼と僕だけが見たんだよぉ~!」
マルコさんは少年のように大はしゃぎ。
その他、今日はヌー、シマウマ、バッファロー、ゾウ、ライオン、キリン、カバ、ダチョウ、ワニなどの動物に遭遇した。
ダチョウを見た時は、アンソニーが、
「僕の実家の目の前はダチョウ園で、ダチョウがいっぱいいるよ。
フランスではダチョウ肉や卵をよく食るから」
とサラリと言っていた。
カルチャーショック!
ダチョウの背中に乗って走るCMがあるけど、
あんなに大きくて不安定な動物にとてもじゃないけど乗れそうにない。

最後はチーターの食事場面に遭遇した。
すべての臓器が顕になったインパラは、目を見開いたまま死んでいた。
チーターは獲物を追い詰めた後、喉に10分間噛みついて窒息死させるそうだ。
横取りする者がいないかどうか常に周囲を気にしながら、肉に食らい付く。
ふと顔を上げた時、口の周りは血が付いて赤くなっていた。
肉食動物が草食動物を食べる。
食物連鎖。
知識としては知っていたはず。
でも、目の前で繰り広げられる光景は強烈だった。
普段肉を食べるとき、自分は手を汚さず購入したものを食べている。
肉を食べるということは、生命を口にいれることだという事を意識しないで済んでいた。
食べるって強烈だ。
生きるって強烈だ。
自分は自然のサイクルの中に、食物連鎖の中にはいない。
ある友人は「自分では動物を屠殺することができないから」と言って、ベジタリアンになった。
私は、お肉を食べる。
そのためにも、肉を食べるという光景を目に焼き付けておきたいと思った。
ありさ
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Comments:4
- かっちゃん URL 2011-08-25 (木) 01:56
チーター口を血で赤くして食べてるね。ライオンやハイエナの群れやハゲワシの群れに獲物を奪われることがあるみたいね。
娯楽で「鷹狩り」ってのがあって、鷹を使って野鳥をとる遊びをしていたみたいよ。
強烈と言えば、カマキリ。
10匹中8匹は交尾の最中メスに頭を食べられてしまうんだとか。
ハサミムシは、母親の体を卵から孵化した幼虫が食べてしまうとか…。はあ~人間で良かった。- 96ゆーじ&ありさ URL 2011-08-25 (木) 21:37
>かっちゃん、
せっかく狩りに成功しても横取りされちゃうかもなんて、自然界はきびしいよね。おちおち味わって食べられなさそう。
鷹狩りって、日本なのかな?狩った野鳥はどうなるんだろう。
メスってすごい生命力よね。小さい頃鈴虫飼ってた時、餌をやるのを忘れてたら、メスが一匹巨大化してて、オスが消えてた…。残酷な子でごめんなさい。
赤ちゃんが母を食べるのも壮絶だー。
- かっちゃん URL 2011-08-25 (木) 23:59
鷹狩りは江戸時代に行われていたみたいよ。鷹に狩りを仕込む鷹匠は、現存しているみたい。
ウズラなんかを狩るんだけど、きっとお殿様が食べるんでしょうね。
鈴虫って、ゴキブリ同様に肉食系。鈴虫同士を戦わせる遊びがあるぐらいだから凶暴みたいね。
子どもが虫を好むのって、子どもの残酷さと虫の世界の残酷さがなんかシンクロするんだろうね。- 96ゆーじ&ありさ URL 2011-08-26 (金) 00:18
>かっちゃん、
鷹匠って文字からしてかっこいいね。モンゴルにも鷹狩り職人がいるらしくて、いつか会いに行きたいものです。
ゴキブリも肉食系なん?ぎょえぇぇぇ。地球の環境がおかしくなっても、ゴキブリ、鈴虫、カマキリ達は生き残れそうだね。。。
子どもの頃、食虫植物とかわざわざ調べてた!今だったら気持ちワル~と思えるものを自ら求めていたから不思議。
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