- 2011-04-15
- [30カ国目 マリ]バマコ

パリでお世話になったアブラヒムさんのマンションを後にし、空港へ。
モロッコのカサブランカで乗り継いで、深夜、マリのバマコ空港に到着。
空港に到着するなり、夜更けだというのに熱気に包まれる。
アジアのしっとりとした熱気とは違う、カラリと乾いた暑い空気。
カラカラに乾いたサウナのような熱気だ。
空港の建物に入ると、入国審査前で行列ができていた。
列に並ぶと首からタグを掲げた人が近寄ってきて、
マリのお金は持っているか、ビザは取得しているか、などと聞いてくる。
入国審査関係の人だと困るので、パスポートを見せる。
すると、これは違うと言って列を外れて端の方へ連れて行かれる。
もう一度マリのお金を持っているかと尋ねられ、無いならそこで両替しなさいと、
人だかりができている所を指差される。
マリのお金はまだ持っていないけど、こそこそと探るように質問してくる様子がおかしいと思い、
その人からパスポートを奪って入国審査の列に戻った。
並んでいる間もしつこく端に来るように言ってきたけれど、
審査ボックス内にいる人以外は信用できないと判断して断り続ける。
やっと自分達の順番がやってきたと思ったら、入国カードを書いてないなら並びなおすようにとの事。
やれやれと入国カードを入手して列に並びつつ、記入し、
早く自分の番が来ないものか、早くこの場を離れたい、と焦りつつ時間が過ぎるのを耐えて待つ。
審査ボックスの向こうにある荷物のターンテーブルを見てみると、なんと黒山の人だかり。
さっきの怪しい人と同じ様に首からタグを下げた人達が空港内にわんさか入ってきているみたいだ。
審査の順番待ちをしている間も、荷物が心配でハラハラ。
審査ボックスの審査官は真っ当で、きちんと質問をし、きちんと入国スタンプを押してくれた。
荷物はまだベルトコンベアに出てきていなくて、それからさらに20分くらい待って出てきた。
その間もさっきの怪しい人は、他の外国人にさかんに声を掛け続けていた。
とにもかくにも無事入国し荷物も入手。
ある欧米人は、先に自分の荷物を受け取って、入国審査に戻ってくるという常識外れの技を使っていた。
学生の頃、ナイジェリア人のクラスメートとゲームをした時、ルールを見事に無視して勝っていったのを思い出す。
ここはアフリカ。
おとなしく一般的なルールを守っていたら損をするだけだと、空港到着時にして実感した。
今考えると、審査の列に並んでいた時にしつこく話しかけてきた人は、宿の客引きか両替商だったのだろう。
気を引き締めなきゃだ。
ありさ
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