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苦い旅の思い出と モンマルトル

過去の苦い旅の思い出をリベンジしたいと願う場所。
ゆーやんにとっても、私にとっても、モンマルトルはその場所だった。

モンマルトルの聖堂

モンマルトルは、パリの北端にある、街を一望できる丘の事で、丘のてっぺんには白亜の聖堂が建っている。
この周辺にはピカソを始めとする画家、小説家、詩人、映画館監督などが住んでいたことから、
現在もおしゃれなカフェが立ち並び、芸術家の卵が集まる場所として知られている。

この場所で、学生だった頃のゆーやんに事件がおこった。
自称絵描きと称する男に、聖堂横の人通りが少ない場所に連れて行かれ道を塞がれたのだ。
すばやく書きなぐった似顔絵を高額で売りつけようとするので断ろうとすると、
どこからともなく何人もの男が出てきてゆーやんを取り囲み、凄んできたらしい。
結局、どうしようもないので言い値に近い料金を払うことになったそうだ。
その似顔絵が似ていたらまだよかったものの、あまりにもヘタクソだったらしいからやるせない。

一方、私は高校生の時、友達とパリ市内観光ツアーに参加し、フリータイム中に迷子になってしまった。
結局、警察のお世話になってホテルに戻ることができたものの、
自由時間後に訪れる予定だったモンマルトルには行けずじまいだったのだ。
パリッ子が大好きな場所として挙げる場所の一つであるモンマルトル。
行きそびれるとよけいに想いが募る。

モンマルトルの絵描き

歳月を経て訪れた、念願の場所であるモンマルトルは美しかった。
聖堂周辺で、人々はのんびりとチェロ弾きの音色に耳を傾けたり、
パリの街並みに見入ったり、絵描きの作業を眺めたりしていた。
パリッ子は「何もしない時間」を楽しむのが本当に上手いのだろう。
忙しく次の予定を考えている人は見当たらず、誰もが「その時、その場所」を楽しんでいるように見えた。

もし高校生の時にこの丘に来ていたら、きっと風景はそんな風に映らなかっただろうと思う。
あの頃は、ただただパリの整然とした街並みに、巨大な建物や橋の見事な装飾に、
耳障りのよいフランス語の響きに圧倒されて、
その場の空気に溶け込んだり、人々をじっくり観察したりする余裕はなかったと思う。

今回、モンマルトルを訪れた私達は、明るい開放的な雰囲気に身を任せて歩いてみた。
聖堂の立派さにため息をもらし、界隈の小道を散策し、ダリ美術館を覗く。
ゆーやんが連れて行かれた思い出の場所では、なんとなく二人とも笑いながら手を合わせていた。
怖かった思い出にさよなら。

リベンジしたい場所、心残りのある場所。
それは、その場所が再訪するためのきっかけを作ってくれる場所なのかもしれない。
一度じゃその場所を感じきれないから、再訪するためのきっかけを作ってくれるのだ。
そして、再訪した時、もしも風景が違って見えたら、昔の自分を、そして今の自分を再発見することになる。

この旅でも、後ろ髪を引かれるようにして去った場所がいくつかある。
きっと、再訪するためにとっておくべき場所なんだと思っている。

ありさ

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