- 2011-02-08
- [16カ国目 チリ(2回目)]プエルト・ナタレス

パイネ山群へのトレッキングの拠点となる街、プエルト・ナタレス。
数軒のバス会社、山道具屋さんを除けばほとんど何もない小さな街だ。
何もないのだけど、平屋建ての家が並ぶこの街を歩くと、心がゆったりしてきて、
散歩しているうちに自分が風景に溶け込んでしまったかのように感じる。
東京のように目的を持って早歩きしている人はいない。
毎日時間はたっぷりあると言わんばかりに、
住民の人々もゆったり目的なくぶらぶらと歩いている人が多い。
誰かに見てもらうために過度に着飾ったり、明日の商談を気にかけて眉間に皺をよせたり、
人との待ち合わせ時間ぎりぎりに電車に乗ってハラハラ時計を見たり、そんな人は一人も見当たらない。
ただただ小さな街の変わらない日常を楽しんでる、街の人々はそんな表情をしながら歩いている。
この、気取らない空気の中で地元の人々に紛れながら歩くのが好きだ。

中心部の外れの方まで歩くと、すぐに住宅街が広がる。
家々の壁は、淡いやさしい色をしている。
家のたたずまいがこんなにやさしい表情を見せるなんて知らなかった。

港まで歩いてみる。
小さな漁船が並んでいた。
寒い寒い気候の街でも漁師は毎日漁に出る。
写真を撮っていると「どこから来たんだい?」と話しかけられる。
この地方の人々のスペイン語は独特のアクセントがあって言葉が転がるように話す。
散歩に疲れると、お気に入りのカフェで一休み。
ここちよい街並みとお気に入りのカフェ。
充分に充電をして、次の街へ。
なぜか住んでいるような気分になる、不思議な街だった。
ありさ
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