- 2010-03-22
- [1カ国目 オーストラリア]西オーストラリア

昨日の雨とは打って変わって、今日はオーストラリアらしい真っ青な青空。
本日は、パースを通り過ぎ、パースから180km南のバンバリーへ。
パースの東にある「ウェーブロック」という波のような奇石を見にいくかどうか悩んだけど、ウェーブロックまではパースから片道5時間で、近くにキャンプ場もなさそうなので、ウェーブロックは諦めた。
写真を見たところ、アメリカで行く予定の「アンテロープキャニオン」に似ていたので、よしとした。
パースからバンバリーまでは、近年、高速道路が整備されたそうで、前は3時間かかっていたが、今は2時間で到着する。
実際高速道路を走ってみると、北の表面がざらついた荒々しい道とは違い、車がスイスイ進む。あまりにもスイスイ進むので、時折自分の出しているスピードを確認してびっくりするくらい。
対向車線との間に広い間隔があるので、石を跳ねられる心配もない。
カンガルー横断看板はあるけど、圧倒的にストレスなくドライブできる。
バンバリーは、またもやイルカの町。
「ドルフィン・ディスカバリーセンター」の前にあるクーンバナビーチに野生のイルカがやってくることで知られている。
ここでは餌付けをしていないのか、イルカがやってくる時間は全く予測できないという。
ちらっとセンターに立ち寄ったところ、「朝8時頃来れば、見られる可能性が高い」と教えてもらえた。

スーパーで今夜の食材を調達し、キャンプサイトへ。
到着したらすぐ、明るいうちにテントを立てる。
このキャンプサイトは、巨大トランポリン、プール、テニスコート、子ども用の遊具など設備が充実している。
特に巨大トランポリンは本当にすごい。
飛びすぎて不安にかられるくらい垂直に跳ねる。
これからは名付けて「マサイ」と呼ぶことにしよう。
マサイで跳ねたり、キャンプサイト横の川沿いを散歩したり、ブランコに揺られたりして、いったんテントに戻り、明るいうちに夕食の準備に取り掛かった。
テント生活は「明るいうちが命」だ。
日が暮れると寝るしかない。
BBQグリルで例によってソーセージをジュウジュウ焼いていると、テントの隣にキャンピングカーがやってきた。
短パンにサンダル姿の粋な兄ちゃんが車から降りるなり私達の方に走りよってきて、「嵐が来てるよ!大きいヒョウが降っていて、皆、車のガラスが割れて怖がっている。ここにもすぐ来るんじゃないかな。すぐ去ってくれるといいんだけど。」と早口で教えてくれた。
兄ちゃんは嵐の中を潜り抜けてきたらしく、興奮している感じ。
空もどんより重くなっている。
とりあえずテントを畳み、車内泊の準備。
あぁ今日も車内泊決定…。

夕食を食べ終わると、夕焼けで空が真っ赤になっていた。
夕陽が落ちた後の赤い空が好き。
タイのタオ島のすばらしい夕暮れを思い出す。
一日のうちの一瞬の、最も美しいマジックアワー。
夕焼けの色がなくなると同時に、嵐がやってきた。
夜遅くまで、風の音と雨の音が激しく、私達は車の中で小さくなって寝た。
ありさ
Comments:0
Trackback+Pingback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://96happyjourney.blog.fc2.com/tb.php/37-f0fed47b
- Listed below are links to weblogs that reference
- 嵐の予感 from 96 - KURO - Happy World Journey DIARY Page