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恐怖のボート

リトル・コーン島からビック・コーン島行きのボートは1日に2便だけ。
朝6時半とお昼の1時半。
昨日は激しい風のため、船が出なかったらしい。
今日には天気がまだ少しはまともになるから、出航するかもと島の住民達は言っている。

強風が吹く リトルコーン島

そして、今朝にでも風が無さそうだったら、ビック・コーン島に向かおうと思っていたけれど、
寝ていてもわかるくらい、激しく風が吹いているので、諦めてもうちょっと寝ることにした。
昼の便を期待して、10時に宿をチェックアウトし、
ご飯を食べに島の西側に周ると、めちゃくちゃ海が荒れている。
昨日もそうだったけれど、島の西と東の海岸でこうも海の状況が違うとは…。
ボートは島の西側から出るので、こりゃ無理かと思っていた。
しかし、今朝島の東側のまだ比較的穏やかなビーチ側から出航したとのことで、
午後もたぶんそこに行けば船が出るよといろんな人が言うので、まあ気長に待ってみる。

カーサ・イグアナからの眺め

東側のボートが出る場所は、島の東側にある一番の豪華な宿、カーサ・イグアナのすぐ近く。
そこで、カーサ・イグアナに行って何をするでもなく、ぼーーっと海を眺める。
ここからの海の眺めは絶景。
あまりにも綺麗すぎ。いつまで見ていても飽きないくらい。

1時半になるとどこからか数人が集まり、予定通り出航する。
そして、これが悪夢の始まり。

沖に出ると、やはり海は荒れている。
スピードを出すにつれ海水ががんがん飛び散ってくる。
大きな1枚のビニールシートが雨除けとして、みんなの頭上にひかれ、
ボートの端に座っている人たちは必死にそれを引っ張って飛ばないようにしている。
少しでも風になびけば海水が入ってくる。
こうなると外が全く見えない。
前に座っている人の背中しか見えていないくらい。

今はどこで、どういう風に船が進んでいるのか?
それさえもわからなくなる。
たまにふわっと浮く事がある。
それは大波を越えている瞬間。それがまた怖い。
そして着水の時の衝撃も大きい。
暗闇でジェットコースターに乗っているようなものだ。

はっきり言って恐怖しかない。
激しい縦揺れと着水の衝撃。
あまり船酔いしない自分でもかなり気持ち悪くなるくらい。
吐かないようにと思う前に、
無事に着いてくれって願う。

恐怖の30分。
長い。
ビニールシートが取られ、太陽の光が入ってきた時は安心した。
そして、ビック・コーン島に着いた。
しかし、その船着場は行きと違うところ。
どこなんだ?と思いつつ、島を歩く。
まだ船に乗っていた余韻か、ふらふらが止まらない。
気持ち悪さも止まらない。
あー早く休みたいと思う時に限って宿がなかなか見つからない。
もともと選ぶ余地が無いほどしか宿の数は無いのだけれど、
なんだかんだとかなり歩きまくって一番安い宿へ。
リトル・コーンよりも物価がグッと安くなってなんとなく安心。

夕焼け空 コーン島

そして、また美しい夕陽を見る。
コーン島の夕陽は燃えるように赤い。

ゆーじ

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