FC2ブログ

DiaryTOP > [4カ国目 メキシコ]メキシコシティ > 念願のバラガン邸へ

念願のバラガン邸へ

薬のお陰かようやく体力も回復してきた。

まずはそう遠くない所に観光に行こうということで、街の中心部の中にある”ルイス・バラガン邸(Casa Luis Barragan)”へ。
メキシコを代表する建築家で、最近では日本のCMにも彼の建築が使われるほど世界的にも有名な方。
ここバラガン邸、晩年を過ごした自宅は世界遺産にも登録されている。
もう何年も前に雑誌でバラガン特集を見てド肝を抜かれ、彼のアート本を購入したくらい、どうしても見たかった。
その一見派手そうな色使いがどのように建物と調和し、メキシコの太陽の光をどのように取り入れているかをこの目で見て感じたかった。

ルイス・バラガン邸の外観

ルイス・バラガン邸。
上の写真の通りにあるのだけれど、外観からは全くわからない。
(右側のコンクリートの壁の建物。)
あまりに目立たな過ぎる。案内も小さすぎてわからない。
宿に行ったことのある人がいて、地図を書いてもらっていたので、迷わず行けた。
病み上がりに無駄な体力を使わなくて済んだ。

たまたま同じ日本人宿のK君と一緒になったので、私たち3人とドイツ人2人で一緒にツアー。
料金の150ペソ(約1050円)は高いけれど、世界遺産だからしょうがないのか…。

バラガン邸の、エントランスはとても質素な作りで、縦に長く少し薄暗い。
しかし、その先のドアを開けると急に明るいピンクが飛び込んでくる。
そこは電話があるだけの小さな部屋。
その部屋の壁はショッキングピンクに近いけれど、どっしりとした重い色合いという感じも受ける。
そのピンクは、部屋に入って左上にある窓からの外光によって明るく輝いて見えていて、
その窓に向かって階段があり、階段の一番上の壁に金色のオブジェがある。
外光が金色のオブジェに当たることで、わずかな光でも周りをとても明るくする。
その光加減によって壁のピンク色が色味を変え、さらに階段の上から見るピンクの感じと入り口から見るピンクとは全く違う色味をみせる。
金色とピンクというどう考えても自宅に使うと派手でしょうがないと思える色を、
色の明暗と濃さ、そして光の当たる向き強さを考え抜いて使っている。
それが全く派手だなって思うことなく、逆に落ち着くような気持ちにさせてくれる。

自宅ということで、そこまで多く色を使った派手な所はなく、
ゲストルームや自室は白を基調としたナチュラルな部屋。
それでも採光の方法がどこまでも凝っていて、とても気持ちのいい感じを受ける。

リビングや自室はとても大きな窓があり、森のような庭の木々が安らぎを与えてくれる。
リビングから隣の大きな図書室まで高い天井で広い空間を感じることができ、
図書室には壁伝いに宙に浮くように階段が配置されている。
印象的だったのはレコードプレイヤーが部屋ごとにあったこと。
この部屋で音楽を奏でると気持ちいいんだろうなって想像できる。

変な感想だけれど、掃除が大変だな~なんて思ってしまう。
生活するのが少し大変そうな印象を受ける。
それは現代にある家というものが、便利さ優先に作られ、こういった気持ちよさを排除していったからかなんて思ってしまう。
しっかり掃除をして、しっかり家を管理して、この家と共に生活することで、
この建築の良さが実感できるのだろうなって感じる。

屋上はライトブルーとピンク、白の高い壁の面で覆われている。
何も無く、散歩に使っていたとかで、一緒のドイツ人はもったいない!とか言っていた。
まあ、確かに何も無いけれど、周辺から遮断された空間で、これはバラガンにとって必要な空間だったのではと思ってしまう。


続いて、バラガン邸の近くにあるもうひとつのバラガン建築。
”ヒラルディ邸(Casa Gilardi)”へ。
こちらはバラガン・ファンデーションという協会が管理しているのではなく、普通に現在もある方が住まわれている自宅。
家のベルを鳴らすと入れてくれる。(こちらも150ペソ。高い…)

ヒラルディ邸

こちらは外観がショッキングピンクなのでわかりやすい。
重そうな木のドアを開けると、こじんまりとした白のエントランス。
外観とはま逆のとてもシンプルな空間。

2階の小さなリビングには、いっぱいの雑貨がちりばめられていてとてもかわいらしい造り。
そこから屋上に案内してもらう。

ヒラルディ邸屋上

写真正面のピンクの壁がエントランスから2階にリビングのある建物。
3階には今住んでいる方がいるそうだ。
左の壁は淡いブルーに近い紫。中庭の真ん中に植えられたジャカランダの青紫と同じ青紫。
花が散るとこの屋上廊下と中庭が、ジャカランダの青紫に覆われてとてもきれいだそうだ。
そして、右の白い壁の下が中庭と奥のリビングに向かう廊下。

1階のエントランスからこの廊下に向かうところで衝撃を受ける。
まず廊下は中庭から、ガラス越しに採光されている。
廊下も黄色に塗られ、まぶしい位に全体がとても明るく、
エントランスからは想像もつかない空間にいるように感じる。
採光をしているガラスのある壁も黄色なのかと思ったら、実は白。
それは目の錯覚で黄色に塗られているのは、ガラスの無い左の壁だけだった。

そして奥のリビングへのドアが開かれた時の驚きといったら。
なんとプール!
アート本を見て前から知ってはいたけれど、実際に見て、自分でもこんなに驚くとは思わなかった。
青く塗られた壁と赤い柱が採光によっていろんな青と赤を成して、プールの水に映し出される。
その幻想的な空間はとんでもなく魅力的な空間だった。
そのプールの真横にダイニングテーブルがあり、実際にそこで食事を取っているそうだ。
毎日の天気や時間、季節で光り方は変わって、このプールの輝き方も変わるのだろうと想像できる。
これはすごい。圧倒される。

しかし、またも想像できるのは室内にプールとは管理が大変そう!
ついついどうやって掃除するのか聞いてしまった。
しかもシャワーはエントランス側まで行かないと無いので、廊下が濡れてしまうではないかなんて思ってしまう。

上の写真にハシゴがあるように、壁の色を何年かに1回塗り直すそうだ。
しかもオリジナルと忠実に。これもまた大変な作業だそうだ。
やはり建物と一緒に生活していくという感じを強く受けた。


バラガン邸、ヒラルディ邸共に建物内は撮影禁止なので、写真は無いけれど、
バラガンの色彩をカメラで表現するのは難しいのでは、と思ってしまう。
採光によって微妙に変わる色彩。目の錯覚による色の感じ方の違い。
体感してこそ味わえる魅力。これは想像以上の体験だった。

Barragan Foundation
写真をいくつか見ることができます。
Luis Barragan -> Masterpieces


時間があるので、すぐ隣にあるチャプルテペック公園に向かい、その中にある近代美術館に寄ってみる。
結構距離があったので、さすがにまだ体力が無く行くだけでばててしまった。
しかし、そこでディエゴ・リベラの作品やフリーダ・カーロの”2人のフリーダ”を見ることができる。
フリーダの作品はたった1点だけなのに、つよく印象付けられる。
存在そのものが印象的な人。作品を目の前にすると生き方までが見えてきそうだ。

フリーダ・カーロ

やっぱりまだ体力が回復していない。
夕方には宿に帰って、日本食を作ってゆっくりする。

ゆーじ
FC2ノウハウ
関連記事
  • にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

  • ↑↑↑↑ ブログランキング参加中。
    ☆1日1回クリックをお願いします☆

Comments:0

Comment Form

Trackback+Pingback:0

TrackBack URL for this entry
http://96happyjourney.blog.fc2.com/tb.php/109-9055077a
Listed below are links to weblogs that reference
念願のバラガン邸へ from 96 - KURO - Happy World Journey DIARY Page

DiaryTOP > [4カ国目 メキシコ]メキシコシティ > 念願のバラガン邸へ

Search
Meta
Feeds
MOON PHASE
CURRENT MOON
BLOGランキング
  • ↓応援クリックお願いします!
  • にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
  • 人気ブログランキングへ ブログランキング
RSSに登録
Share |

Page Top