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2011年06月24日

イエスの悲しみの道を歩く

ヴィア・ドロローサ

旧市街には、イエス・キリストが十字架を背負って歩いたとされる、
「悲しみの道(ヴィア・ドロローサ)」がある。
毎週金曜日、修道士と巡礼者が十字架を掲げながらこの道を歩き、
イエスの受難の足取りを辿っている。

イエスが死刑判決を受けた場所から始まり、
十字架の重みに耐えかねてつまづいた場所、
母マリアが十字架を背負ったイエスを見た場所などを経て、
最後にイエスがはりつけにされた聖墳墓教会まで。
行列をなしながら14箇所のポイント(ステーションと呼ばれる)を巡る。

終着地の聖墳墓教会は、エルサレムにおけるキリスト教徒最大の巡礼地。
この教会を最初に建てたのは、ローマのコンスタンティヌス皇帝の母ヘレナ。
326年、彼女はエルサレムを巡礼し、はりつけに使われた十字架と釘などを発見した。
それらを発見した場所に、彼女が中心となってこの教会を建てたとされている。
その十字架や釘などの手がかりも予測の域を出ないし、
十字架が建っていたとされる場所も本当は少し違う場所かもしれない。
でも、熱心に祈る巡礼者を見ていると、
「そこでその事があったと示すものがある」ということが重要なのであって、
場所の正確さはさして問題ではないのだろうと思わされる。

私は中高大学とキリスト教の学校に通い、聖書や賛美歌が身近にある環境にいた。
でも正直、ここに来るまで聖書の内容やイエスの存在は架空の物語のような気がしていた。
けれど、この教会でイエスの十字架が建てられていたとされる穴を触った時にはじめて、
「あぁ、イエスは実在し、イエスにまつわる物語は実際にあった事なのかもしれない」と思った。

もしかすると、私のように、目で見て触ってみないと信じられない人のためにこそ、
この教会は存在しているのかもしれない。

現在、この道の周りはアラブ人のお土産屋さんが並んでいる。
旧市街の街並みは、当時も今もさほど変わらないそうだ。
店が軒を連ねる人通りも多い場所を、
イエスは公衆の面前にさらされながら歩いていったと言われる。

普段も観光客が多い通りなのだけど、
特に金曜日の夕方は巡礼者で小道が埋め尽くされる。
ここに来るまで、イエスがはりつけにされたのは丘の上という事だけしか知らなかったので、
ひと気のない原っぱを歩かされたのだと勝手にイメージしていた。
こんな街中を歩かされたというのは驚きだった。

聖墳墓教会 イエスが聖油を塗られたとされる場所

昨日のオリーブ山の観光地っぽい雰囲気とは一転して、
今日、十字架を背負って悲しみの道を歩いていた人々や、
聖墳墓教会で祈りを捧げる人々からは近寄りがたいほどの信仰心を感じた。

聖墳墓教会 イエス像

自らは十字架を背負いながらも、
すべての人を許し、罪を洗い流したとされるイエス。
ここでは、多くの巡礼者がイエスの足跡を辿り、
イエスの傷みを分かち合おうとしていた。
人は、他者の痛みは直に感じられない。
想像することしかできない。
でも、それをできるのが人間なのだと教えられた気がする。

ありさ
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