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2011年04月26日

ガイド探しに難航 ~ ドゴン・トレッキング1日目

ドゴン地方には、高さ300m、長さ200km以上にわたって続く崖があある。
この断崖沿いには、約700の村が点在し、約25万人が住んでいる。
そのいくつかの村々を訪ね歩くのがドゴン・トレッキングだ。
ドゴン・トレッキングが有名なのは、ドゴン族の独特の文化だけでなく、
崖にへばりつくように点在する世界最小のピグミー族の住居跡が見られるからだ。

昨日、モプティの宿のスタッフにドゴン・トレッキングに興味がある事を話したのだが、
その後の勧誘がとてもしつこい。
断り続けていたのだけど、
一息ついて休憩するタイミングを見計らってやってきては勧誘してくる。
そして寝ようとした時、最後の勧誘にやってきて破格の料金を提示してきた。
「この料金だったらタダ同然。なぜ行かないんだ」との事。
でも、何日か常に行動を共にするガイドさんは信用できそうな人を選びたいし、
できればドゴン地方出身で地元に詳しく、郷土愛のある人がいい。
ガイドがどんな人なのかの質問は「大丈夫だ」とあやふやにかわして、
料金の安さばかりを強調するのがひっかかって、きっぱりとお断りすることにした。

そういう訳で、今日はドゴン・トレッキングの拠点となる町バンディアガラまで行って、
自力でガイドを探さなければならなくなった。
早朝「バシェ」と呼ばれる乗り合いタクシーで隣町のセヴァレへ行き、
そこから運良くバンディアガラ行きの乗り合いバスに乗ることができた。

こうやって書くとスムーズな移動のような感じだけど、
乗り合いバスやタクシーは人数が集まらないと出発しないので、
実際はいつ出発できるのかわからずひたすら待ちぼうけをくわされ、
出発したらギュウギュウ詰めの車内で身体を縮こませて、
何度も改造や修理を加えたオンボロ車が故障しないのをひたすら祈って移動する。

そんなこんなで、そんなに遠くない距離だけど、
バンディアガラに到着したのは昼時になっていた。
到着したら客引きが群がってくるのを想像していたけど、
オフシーズンのせいか着いてみると誰もいない。
歩き出すと1人声をかけてきたので聞いてみると、
信じられないくらい高額だったので断る。

断ったものの、このままガイドが見つからなかったらどうしようと不安になってきたので、
とりあえず一旦落ち着くためにカフェに入った。
コーヒーを飲んでいると、また客引きに声をかけられた。
料金も想定内。
ほっとしてガイドは誰か聞いてみると、
その辺にいたバイクタクシーの兄ちゃんを連れてくる。
英語もたどたどしく、兄ちゃん自身が慣れない様子なので、
ガイド証を見せてと言うと、やっぱり持っていなかった。
ドゴンは自称ガイドのトラブルが多いので、政府公認ガイドにはガイド証が配布されているのだ。
やれやれ。
客引きのおじさんに、ちゃんとガイド証を持っているガイドを連れて来てくれるようにお願いする。

待っている間、人のよさそうな若い兄ちゃんがお店に入ってきた。
たった今、南アフリカ人のガイドを終えて帰ってきたばかりとの事。
私達がこれからトレッキングに行く予定だと伝えると、
ちょっと待ってと言って去っていく。

しばらくすると、トレッキングを終えてホテルに戻っていた南アフリカ人の男性と一緒にやってきた。
南アフリカ人男性曰く、
「このガイドはホントにいい奴で信用できるよ。
 素晴らしいトレッキングだった」との事。
ホテルに戻って休憩していたのに、それだけを伝えるために私達のいるカフェまで来るなんて、
よっぽど満足のいくトレッキングだったのだろう。
でも、もう客引きにガイドを連れて来てくれるように頼んじゃったからなぁ…。

そんなやりとりをしていると、客引きのおじさんが体格のよいガイドを連れてきた。
少し話しただけで、彼が経験を積んだベテランガイドだとわかる。
でも、私達の性格には、がんがん説明をし続けてくれそうなベテランガイドより、
そっと気配りをしてくれそうな若い兄ちゃんの方が合うのではないかと感じた。
そこで、
「本当に申し訳ないけど、できればこちらの若い兄ちゃんにガイドをお願いしたいのだけど…」
と客引きのおじさんに言ってみた。
そんな事は無理と断られるかと思ったけど、割とあっさり承諾してもらえて拍子抜け。
結局、めでたくその若いやさしそうな兄ちゃんとトレッキングに行くことになった。

彼の名前はシンガディ。
観光客が訪れるルートとは外れた場所にあるドゴンの村の出身だ。

バンディアガラから最初のドゴンの村までは、バイクの後ろに乗って向かう。
舗装されていないデコボコ道なので、必死でつかまる。
直射日光と乾いた風のせいで、口の中がカラカラになる。

約1時間バイクで走り、ようやく最初の村ベニマトに到着。
移動で体力を消耗してぐったりしていると、
シンガディが昼寝用のマットレスを用意してくれた。
陽射しが弱まるまで、しばらく横になっていていいとの事。
目をつぶるとあっという間に寝てしまった。
1時間くらいして目が覚めると、そろそろ村を案内しましょうかと声をかけられる。
シンガディは、いつも私達のペースに合わせた絶妙のタイミングで声をかけてくれるのだ。

ベニマト村の家

この村は、崖の上にある小さな村で、人口は約150人。
アニミズムを信仰する人が殆どだけど、キリスト教とイスラム教の信者もいる。

ベニマト村のビューポイント

まずハンターの家を見学した後、
シンガディが「すてきな場所に連れて行ってあげる」と言うので付いていくと、
崖の下が一望できる場所にきた。
一面土色の乾いた大地に、ところどころ村が見える。
そよ風がとても気持ちいい。

夕焼け

その後、ゆっくり崖を降り、平坦な道を約2時間歩いて今夜の宿がある村へ向かった。
シンガディは口数は少ないけれど、質問すると丁寧に納得するまで説明してくれる。
そして、ちょっと喉が渇いてきたなと思う絶妙のタイミングで休憩を入れてくれる。
シンガディのお陰で、明日からも心地よくトレッキングできそうだ。

寝床はモプティの宿と同じく建物の屋上にマットレスを敷いただけだけど、
空を見上げると、まるでプラネタリウムのようにたくさんの星が煌いている。
そういえば、今日はゆーやんの誕生日。
昨年の誕生日もグランドキャニオンにいてケーキもプレゼントもなしだったけど、
そこには大自然があった。
きっとゆーやんが一番快い場所で誕生日を迎えるように自然に導かれているのだ。

一方、かわいそうに本人は寝る直前に熱中症気味になって熱にうなされていた。
とにかく、お誕生日おめでとう。生まれてきてくれてありがとう。いつも楽しいをありがとう。
来年も再来年もずっと、星の下で一緒に誕生日を迎えられたら素敵だと思う。

ありさ
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