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2011年03月

豪華絢爛 リオのカーニバル

リオにやって来るまで、リオのカーニバルはお祭り行列のように思っていたのだけど、
実際は2日間にわたり、12のサンバ・チーム同士で華麗さを競い合うコンテストだ。
リオだけでもサンバ学校は100以上あるとされる。
カーニバルに出場できるのは、一握りだけ。
出場できること自体が名誉なのだが、その中のトップを争うべく、壮絶な戦いが繰り広げられるのだ。
2日間の競技の後、上位に入賞したチームだけが週末のチャンピオンパレードで再び華を添えることができる。

カーニバルは、ポルトガルで謝肉祭(しゃにくさい)という意味。
断食を行う四旬節(しじゅんせつ)に入る前にハメを外して騒ぐお祭りのことで、
このキリスト教のお祭りがポルトガルからブラジルに持ち込まれ、
アフリカ系奴隷の音楽やブラジルの文化と融合して現在のカーニバルの形になったそうだ。
現在では、宗教的な意味合いよりもコンテストの意味合いの方が強くなっている。

今年のカーニバルは3月6日、7日の2日間。
私達は6日のカーニバルを見ることにした。

カーニバルが始まる夜まで時間があったので、市内を散策してみた。
カーニバル中は、祝日扱いとなるので、ほとんどのお店は閉まっている。
これは予想通りなのだけど、びっくりしたのは街中の人がコスプレして歩いていたこと。
白雪姫の格好をした人、女装した人、大きな被り物を被った人…。
大人から子どもまで、コスプレしていない人の方が少ないくらい、誰もが当たり前に衣装に身を包み、
カーニバルまでの時間を心を躍らせながら楽しんでいる。
街全体が陽気なお祭りの雰囲気に包まれていて、自然とテンションがあがっていく。

午後9時。
花火の音と共に、大音量でサンバのリズムが鳴り始める。
向こうの方に小さく見えていたサンバ隊が徐々に近づいてきて、目の前へ。

リオのカーニバル エジプトがテーマ

なんてスケールが大きいんだろう!
衣装が豪華すぎる!
踊っている人達の表情が自信に満ちている!

サンバガール

キラキラ煌きながら、色が舞う。
サンバガール達が自慢の身体をくねらせる。

去年の優勝チームが出てきた時は、空気が一変した。
踊りのキレが抜群で、誰もがそのチームの一員としての誇りを持っているように感じられた。
どのサンバ・チームもテーマがあるのだが、このチームのテーマは「映画」だった。
ジョーズでサメに襲われるシーン、インディー・ジョーンズで大玉に轢かれそうになるシーンなど、
誰もが知っている名シーンを再現した演出にはワクワクした。
このチームを見た時、リオのカーニバルがただサンバを踊りたい人達の行列ではなく、
観客を楽しませるためのショーだという事に気づいた。
一つ一つの衣装に、山車に、一体どれだけの時間と労力が費やされたのだろう。

山車が通り過ぎる

小さかった踊り手たちがだんだん近づいてきて通り過ぎ、再び小さくなっていく。
そのたびに、ありがたくてもったいなくて切ない気持ちになった。
サンバのリズムに身体を任せながら、色の洪水を迎えたり見送ったり。
そのうち、小雨が降ってきて最後の一団が過ぎ去っていった。

南米の旅の後半の日程は、このカーニバルに間に合うように、という事を最優先させて調整してきた。
「世界最大の見世物のひとつ」とされるカーニバル。
21万人の外国人観光客を含め70万人以上が訪れると言われる。
それだけに、観る前の期待も半端なかった。
でも、心配は無用だった。
リオのカーニバルは、想像以上の迫力と情熱とパワーを持って応えてくれた。
仕事を休んで、高い費用を払ってまで、日本からやってきてカーニバル出場者として参加する人がいるという。
その気持ちがやっと分かった。
ここに来てサンバの地響きを感じれば、誰もが「やっぱり世界最大のお祭りだ!」と実感すると思う。



リオのカーニバルを個人で観戦する方法については、
トラベルコちゃん↓↓に書いたので、そちらをご参照ください。

リオのカーニバルを個人で観戦する方法 ~私達の場合~


ありさ

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キリストが見守る街、リオ

カーニバルが終了したのは、朝6時くらいだったろうか。
もう眠すぎて最後は寝ていたので、終わった時にはまだ半分意識が眠っていた。

今日の夜行で移動するので、夜の11時まで暇な時間がある。
せっかくなのでリオ観光でもと思っていたけれど、果たしてそんな体力があるのか。

昨日はカーニバルの前に、リオのコルコバードの丘に行ってきた。
世界中でも有名なキリスト像が立っている丘。
どう見ても丘の上までは歩いては行けなさそうなくらいに遠くてきつそう。
なのでもちろん車で…。しかし、どう見てもキリスト像の周りだけ雲がかかっている。
こういうものの周りには神秘的な感じがよく似合うということか。

このキリスト像は、新・世界7不思議(7 Wonders)のひとつ。
他の6つ(万里の長城、ローマ・コロッセオ、タージマハル、ペトラ、マチュピチュ、チェチェンイッツァー)がかなりの古い建築物なのに対して、このコルコバードの丘のキリスト像は20世紀の1931年にできた。
この7つは世界中からネットなどの投票によって決められたので、
世界遺産とは別の枠組みで、「不思議」というよりもその時代の建築にして、
「驚くべき」技術で造られたことを意味しているそうだ。
このキリスト像は他6つの建築物と同様にどれだけすごいんだ?って思っていたけれど、
実際は高い丘の上に立つ、まあ大きなキリスト像だった。
この投票にはブラジル中の人がキリスト像に応募したとかしていないとか。
からくもキャンペーンの力。

あいにく雲が掛かってリオの街並み、美しいと言われる港が見渡せなかったけれど、
「驚くべき」ものは見えなかったけれど、
幻想的なものはそこにあったような気がする。
いつでもこの町を丘の上から見つめている像。

コルコバードの丘


カーニバルの帰り道、どこにも行くところがないので、
ステンドグラスの美しさで有名な聖堂に行ってみる。
ここ大聖堂”カテドラル・メトロポリターナ”は、外観からして全く教会と思えないつくり。

カテドラル・メトロポリターナ

円錐形で内部の4面が縦に大きくステンドグラスを配置し、天井を向くと十字をした光窓がある。
造られたのは1976年。自分と同じ年。
ステンドグラスは4面とも模様、色が違う。
華やかなようで、質素とも感じる。なんだか不思議な気分になる。
それでも、気分が落ち着く空間。

カテドラル・メトロポリターナ

聖堂内で座っていると、静かな音楽が流れてきて、
みんなしていつの間にか眠っていた。
何かに守られているように感じ、この空間で心を休ませた。


その後は、あまりに疲れすぎていたので、休むところを探してリオを歩いていた。
マックで、ある本屋で、あるフードコートで合間合間にちょくちょく眠る。
そんなカーニバル明けの長い長い1日。

ゆーじ

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誰もが主役のカーニバル

カーニバル期間中はリオの宿が高騰するため、その期間が終わったころに再び戻ってくる事にして、
今回はそそくさとリオを後にした。
目指したのは、歴史的な街並みが世界遺産に登録されているオーロ・プレット。
とても美しい街並みと聞いて楽しみにしていたのだけど、
到着してみると道路はゴミが散乱しているし、酔っ払いがうじゃうじゃいるし、宿の値段は普段の2倍。

考えてみたら、カーニバル期間中はどの街もお祭りをやっていて、
少し大きな街ともなれば、周辺から人々がやってきて大変な盛り上がりになるらしいのだ。
この調子だとどの街に行ってもお祭り騒ぎだろうし、
せっかくなのでリオ以外のお祭りも観てみようということになって、
この街に泊まることにした。

オーロプレットのカーニバル

夕方、小雨の中、街の中心部へ向かう。
そこにはもうたくさんの人々が集まってきていて、
顔に施したペイントと泡のスプレーが、雨で濡れて流れぐちゃぐちゃになっていた。
ステージからは大音量でサンバ音楽が流れている。
しばらくすると、コスプレした一団が、お酒片手に酔っ払いながら、踊りながらやってきた。
広場の前を一周すると、街の中へ繰り出していく。

オーロプレットのカーニバル 女装が多い

またしばらくすると、別の一団。
そして小一時間すると同じ一団がまた広場に戻ってくる。
こうして一晩中、酔っ払いながら街をぐるぐる練り歩くらしいのだ。
そこら中の人がコスプレしていて、踊っていて、酔っ払っていて、限りなく陽気。
そこにいる全員が祭りの参加者。
リオのカーニバルも美しいけれど、自分もぐちゃぐちゃになりながら揉まれる地方のお祭りも楽しい。

カーニバル期間中は、学校も仕事もお休み。
徹底的にサンバのリズムに浸るのがブラジル流。

ありさ

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窓辺の恋する乙女

恋する乙女

オーロ・プレットを歩いていると、お土産屋さんの窓辺に
ほおづえをついた乙女がぼんやり外を眺めている陶器が飾られているのが見つかる。
自宅の窓辺に飾れば、福を呼ぶお守りになるとして人気なのだとか。

なぜモデルが黒人の女性ばかりなのかというと、オーロプレットが金の産地であることと関係している。
オーロプレットはポルトガル語で「黒い金」という意味があり、
18世紀には世界の金の半分以上を産出したと言われている。
その金鉱山で働くために連れてこられたのがアフリカの黒人奴隷。
そのため、当時は多くの黒人が住んでいたのだ。
この乙女の置物はオーロプレットの繁栄を支えた黒人の女性達で、名物工芸品になっているそうだ。

恋する乙女 オーロプレット

夢見がちな表情の乙女たち。
タイプの男性が通らないか窓辺から見つめているとの説もあり、
恋人がいない人が窓辺に飾ると素敵な恋人が見つかると言われているそうだ。
日本で一時期流行ったワイルドストロベリーみたいな効果があるのかな。
日本でブームになって、日本中の窓が乙女でいっぱいになったら面白いだろうな。

ありさ

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ブラジル人も憧れる町 オーロ・プレット

朝起きると気持ちがいいほどの快晴。
部屋から見える町の教会の後ろに青空が広がっている。
陽気もぐんぐん穏やかになり、暖かくなっていく。
昨日の冷たい雨の日とは違い、町を歩くには絶好の天候だ。

世界遺産の町、オーロ・プレットは金が採れたことで栄えた。
18世紀には黒人奴隷がアフリカから連れてこられ、大きな都市になっていった。
その時の名残で、古い教会がいくつも建てられており、
ふと路地に入ると古めかしい教会にいくつも出会う。
街並みは石畳で、今までで一番ゴロゴロのかばんが引きづらかった。
なんといっても坂が多く、それがかなり急でもあるから。

起伏に富んだ街並みが、街を眺める時に独特の素敵な空間を作り上げているように思う。
先日お会いしたD夫妻も大絶賛の町。なんだかわかる気がする。
この谷間に位置する小さな町は、一歩踏み込むと全然別世界に入り込んだように感じるからだ。

オーロ・プレットの街並み

一昨日までのカーニバル騒ぎは、どこへいったのか。
町はごくごく普通の生活に戻っている。
大量にあったゴミもあっという間に綺麗になり、きれいな石畳が現れている。
町の人々もスーパーや銀行に歩んでいる。
坂道にも車が停車しており、いつもの町の風景に戻っていっている。

オーロ・プレットの街並み

サンフランシスコ・ピラール教会には、黄金が400kg近く使われているという。
この量は、ブラジルではサルバドールのサンフランシスコ教会の次に多いらしい。
外観はそこまで大きくなく、質素な趣があるけれど、
実際に教会に入ってみると、教会というよりも、バルコニーが2階に配置され演劇場のようだった。
その装飾の華やかさは見るものを圧倒する。
この小さな教会で、ここまで豪華かつ手の込んだ内装の造りは南米ではあまり見かけなかった。
昔の華やかさが垣間見れる。

町を歩くと汗ばむくらいの陽気。
昨日までの湿っぽく肌寒い感じはなく、気持ちのいい暖かさだった。

そんな街並みは遠くからゆっくりのんびり見るのが一番だなと感じる。
ここはブラジル人も憧れる、避暑地のような場所。
日本でいう軽井沢のようなところなのかな。
また来たいと思う素敵な、小さな町。

オーロ・プレットの街並み ある教会

ゆーじ

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