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2010年11月05日

数々の黄金たち

<ゆーじ日記、ありさ一時帰国中>

朝4時近くにエクアドル-ペルー国境越え。
眠すぎて頭働かず、ペルーにどれくらいいるのと言われ1ヶ月と言ってしまった。
結局その言葉どおり30日しか許可されず…
ますいな~絶対1ヶ月以上いるはずなのに。

7時頃に国境に近いピウラという町に付く。
そこまでの道のりは、どこに来たんだと思わせるような光景。
木々の背がどんどん低くなり、少なくなっていく。
最後には砂漠のような砂地に。
住民の家もレンガを積み上げただけのものから、木で4方を囲んだだけのものまで
エクアドルとの極端な差に驚く。
こんなに違うものなのかと。
中米でも隣り合う国々で多少なりとも差は見えたけれど、ここまで大きな違いを見たのは初めての気がする。

ピウラに着くとすぐ違うバス会社まで歩いて行く。
ここではバスターミナルが無く、バス会社ごとにターミナルがあるのでいちいち移動しないといけないみたい。
それでも、バス会社はかなりシステマチックで、
座席指定に荷物チェック、指紋捺印?などなど久しぶりのきちんとしてます対応。
貧しい一面が見える反面、こういう高級感溢れるバス施設の差もまた気になる。

ピウラから3時間さらに南のチクライヨという町へ。
バスの乗り心地かなりいい。
だいぶ眠れた。

この町で1泊してって思っていたけれど、
次に向かうつもりの町のバスが夜行であったので、
チクライヨでは泊まらず、今日中に観光して移動する事にした。

この町の近郊には、プレ・インカ文化の遺跡がいくつかある。
南米の文明は、正直インカ、ナスカくらいしか名前を知らない。
ここで見られる遺跡の発掘物は黄金で満たされているとのことで、
どんなものか興味を持ち、訪れることにした。

まず、紀元100~600年頃のモチェ王国の最後の王、シパンのお墓から見つかったモノの数々が展示されているシパン王墓博物館へ。
チクライヨからコレクティーボというか普通の乗り合い乗用車に乗って、ランバイエケという町へ行き、
近くで降ろしてもらう。

シパン王墓博物館

えらく近代的な博物館。
ピラミッドをモチーフにして造られたのだろう。
館内は撮影禁止なので、カメラを預けて最上階から館内を回遊しながら降りていく。
展示内容は、どのような形でどういう風に見つかったかを発掘の様子と合わせて詳しく写真で説明し、
そこに復元された埋葬品が展示されている。
全てスペイン語説明なので、意味がわからないけれど、元々こんな形で見つかったものが、
修復・復元するとこんな形になるんだっていう驚きがある。
シパン王のミイラや一緒に埋葬されたミイラ、すごい数の埋葬品、金、銀とかなり見ごたえのある博物館。
地元の観光客も多い。

最後にその当時の儀式の様子を再現した展示がある。
シパン王を真ん中に何人もの人々が金の装飾を身にまとい音楽に合わせて微妙に動いたりする。
蝋人形みたいな人形は、目がかなりリアルで少し怖い。。。
しかし、こんなに金銀を身にまとっていたとは。

一旦、チクライヨの戻り、またコレクティーボに乗って、フェレナフェという町へ。
ここには先ほどのモチェ王国の後に栄えたシカン文化の遺跡がある。
これを発掘し、発見したのが日本人、島田泉さん。(参考:Wikipedia
フェレナフェの町外れに日本の企業が援助して作られたシカン博物館がある。

かなり町外れにあり、誰も訪問者がいなかった。
展示の見せ方があまりに普通で少し面白みに欠けた。

発見された黄金の仮面などは、おーーって驚くけど先に見た博物館との見せ方の差が大きい。
来場者も雲泥の差。この来場者の差って何なんだろうか。

シカン 王の黄金マスク

日本がこの博物館に関わっている事もあって、歩いているとチーナ(中国人)と言われる前にハポネス(日本人)と言われる。
みんな博物館に行ったのか?とか言ってくれる。
この何も無い小さな町で何年もかけて発掘に力を注いだ島田さんの存在はすごいことだなと感じる。

古代文化に触れた1日。黄金の使い方というのがほんと興味深い。
金はどの時代の誰をも魅了したのだな。

ゆーじ

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家族の時間

<ありさ日記、ゆーじ一人旅中>

湖西線から見る朝日

滋賀の実家へ。
早朝、車窓越しに琵琶湖を見ていると、赤らんだ空に朝日が現れた。
燃えるようなその光は、湖面に映し出され、キラキラと水面を輝かせていた。
学生の時に何年も電車に乗っていたけど、こんな朝日を見たのは生まれて初めて。
そういえば、早朝に電車に乗ることなんてなかったもんな。
こんなに身近なところで、こんなに美しい景色が毎朝広がっていたなんて、今まで気づかなかった。

樹里

実家に帰ると、2歳になる姪を連れて姉が遊びにきてくれた。
旅に出る前は赤ちゃんだった姪っ子の樹里は、もう立派な「女の子」になっていた。
さっそくエクアドルで買ってきた動物の形をした毛糸の帽子を手渡す。
すると、「かぶらない」と樹里。

がーーーん。

何でも反対の言葉を言うのが流行っている時期らしく、
「ママ好き?」と聞くと「ママ嫌い」、
「これ食べる?」と聞くと「食べない」という返事が返ってくる。
旅に出た直後からずーっと会いたくて仕方がなかった樹里。
何が欲しいかなーと悩んで買って帰ったお土産の帽子を「かぶらない」と言われてショック!
だけど、やっぱりすこぶるかわいい。
出発前は言葉が文章になっていなかったのに、もう立派にいろいろお話できるようになっていて、
子どもの成長って早い。

比良の雑貨屋 kupu

せっかくだからお出かけしようと、母と姉と樹里で比良まで車を飛ばし、
最近オープンしたというおしゃれな雑貨屋さんやカフェを覗く。

北小松 アンティーク家具屋さん

家具好きの母のためにアンティークの家具屋も覗く。
交代で樹里と手を繋ぎ、「あのランプいいねー」なんて、予定もないのに空想を膨らませる。
今は別々に暮らす家族が戻ってきて一緒に過ごす、箱にしまっておきたいくらいの蜜な時間。
父も元気でなにより。
小さい頃は、それが当たり前すぎて、その貴重さに気づかなかった。
次に会う頃、樹里はどれだけ大きくなっていることだろう。

ありさ

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