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2010年05月09日

NYでイサム・ノグチを巡る

私たち達は、ほとんど前もってその場所の観光地などを調べないで現地入りして、
その場で行くところを決めているのだけれど、
NYに来て、いろいろとこの街について知っている事が結構多いことに気が付く。
今までNYに行くことは無いだろうなって思って、
適当に読み飛ばしていた情報を今になって記憶の奥底から呼び起こしている。

そこで急に思い出したのが、イサム・ノグチの美術館がNYにあること。
一昨年、香川のイサム・ノグチ庭園美術館に足を伸ばした時に、NYにも美術館があることを知った。
香川では、今まで見たことの無い石を使った表現に圧倒された。
それがNYではどんな風に見えるのか?興味が湧いたので行ってみる。

マンハッタン島の東にあるロング・アイランドという地区へ。
適当に地下鉄を降りて歩いたので、えらい時間がかかった。
何も無い倉庫街のような場所に、えらく洗練された美術館がある。

イサム・ノグチ美術館

ここにアトリエもあったらしく、ノグチさんはここと香川を行ったりきたりしていたよう。
香川の美術館は、山の麓で展示はかなり和のテイストが濃く、
納屋に展示されている巨大な作品はその空間でこそ、その迫力が感じられるといったものだった。
一方ここNYの美術館は、元ガソリンスタンドだったとか。
画廊のような場所に、数多くの作品が展示されている。
さすがNYというのか洗練されている。
作品はその作品がある場所、環境でだいぶ印象が変わるんだということに気がつかされる。

イサム・ノグチ美術館

イサム・ノグチは日系アメリカ人で、
第二次大戦時当時から、その両方の血が流れている事で苦しんできた。
アメリカの大統領慰霊碑のデザインは、日系人という事で拒否され、
広島の平和公園のデザインは、アメリカ人という事で拒否された。
しかし、仲間であった丹下健三のプランが平和公園に採用され、
そのデザインは、イサム・ノグチのデザインを元にして作られたそうだ。
仲間の広がりが彼をとても助けていたように感じた。

美術館のEducationProgramで、
イギリスの彫刻家ピーター・ランデルページさんの講演があったので聞いてみることに。
美術に詳しくないので、もちろん初めて聞く名前。
作品をスライドで見せながら、ひとつずつどういう思いで作り、どういう意味合いがあるのかを説明していく。

印象的なのが、自然界のもの、特に植物の種からインスピレーションを得ていること。
種はひとつの物体なのに、複雑なものに変化していく。
それが可能性の宝庫だと感じているということ。
動物の縞は、カモフラージュのためにあるように、
自分で作った作品の縞も、背景と同化するように作るようになったということ。

アーティストに触れると、自分の遠く及ばない考えを知ることが出来る。

Peter Randall-Page - 作品の写真をいくつか見ることができます。

The Noguchi Museum - NYのノグチ美術館
イサム・ノグチ庭園美術館 - 日本、香川 高松にある美術館


マンハッタンに戻り、昨日バスから見た5thアベニューを歩いてみる。
高層ビルに囲まれているけれど、きれいにストリートが区画されているため、ストリートの向こうに空が見える。
大都会だけど少しでも広く空が見えるなんて、ちょっといいなと思う。

NY5番街

有名なロックフェラーセンタービルに。
ここにはイサム・ノグチが製作した彫刻が壁にある。
かなりの迫力でビルから人が迫ってくる感じがする。
抽象的な石像だけでなく、こういうわかりやすい作品があってうれしい。

ロックフェラーセンターのノグチ作品

そしてまたNYの街をぶらぶら。
なんだか都会の風景が画になる。
写真をいっぱい撮って、いっぱい歩く。

ゆーじ
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