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[16カ国目 チリ]イースター島(イスラ・デ・パスクア)

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イースター島でキャンプ @キャンピング・ミヒノア

朝サンティアゴの宿を早めに出て、空港に向かう。
なんといっても重過ぎる食料を運んでいるから。

サンティアゴからイースター島まで4時間のフライト。
時差は-2時間。
同じ国とは思えないほど離れている。

イースター島。
小さい頃から知っている憧れの地。
しかし、モアイ像があるというだけの知識。
どんな島かは詳しくは知らないけれど、ずっと行きたかった場所。

イースター島は最初にヨーロッパ人が発見し、
その日が復活祭(イースター、スペイン語でパスクア)だったため、
イースター島(パスクア島)と名づけられた。
現地語名はラパ・ヌイといい、広い大地という意味がある。
太平洋の孤島故に、大海原をも大地と例えたのかもしれない。

世界一周航空券でのLAN航空の豪華フライト。
お昼過ぎにイースター島の空港に到着。
サンティアゴの暖かさよりもぐんっとあったかい気候。
急に半袖・短パンでも構わないくらい気持ちがいい。

年末ということもあり、年越しをイースターで迎えると考えている人たちは多い。
宿の予約をしないまま到着したため、
空港の荷物受け取り場でいくつか並んでいる宿のカウンターをあたってみる。
最近日本のバックパッカーで人気の宿は、なんと年末はすべて日本人用にしているということで、
すでに10人以上も宿泊者が居るとか。
さらには最後のひと部屋を私たちにいつもの倍値でどう?と言われたが、
10日も滞在する自分たちには厳しすぎるので即却下。
もうひとつ有名なキャンプサイト”ミヒノア”に行くことに。
ここにも日本人だけでなく大勢の旅行者がいるのかと思っていたけれど、
そんなに多くのテントが張られていないとのこと。
日本人も今日来た私たち2人とりょー君、ジョーちゃんだけ。
これからイースターでしばらく一緒に過ごすことになる2人。
よろしく!

キャンピング・ミヒノア

ミヒノアはテントサイトとドミトリーがあり、
テントサイトの人が増えればキッチンが争奪戦になるという話を聞いていたけれど、
ドミトリーの人はドミトリー専用の、
テントサイトの人はテントサイト専用のキッチンがあり、
しかもそのキッチンがえっらく清潔で広い。
冷蔵庫は大きいものが3つ。ガステーブルは6個付きが2台ある。
個人のロッカーも無料で借りることができ、そこに食料を保管できる。

キャンピング・ミヒノア キッチン

これは気持ちよく料理ができそうだ。

ミヒノアで見る夕日は夜9時過ぎにならないと沈まないが、
目の前の海に沈むという絶好のロケーション。
ここは楽園のような場所だと感じるくらい、
ちょっといただけでとても居心地がいいなと思う素敵な場所。
そして、夜は見たことがないくらいの星空。

キャンピング・ミヒノア 夕焼け

ここでは年末年始のんびり過ごそうと思う。

ゆーじ

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妖艶と気迫のダンス

タロウとお散歩

イースター島は今日も快晴。
同じ宿の日本人4人で散歩に出る。
キャンプ場を出ようとするところで、何かがトコトコッと駆け寄ってきた。
宿の番犬君だ。
とりあえず、タロウと名付けて一緒にお散歩。
タロちゃんは私たちより少し先を自由に歩きながら、時々後ろを振り返り、私たちが付いて来ているか確認する。
お散歩が大好きなようで、とっても嬉しそう。
勝手に付けた名前なのに、「タロウ」と呼ぶとくるりと振り返る。
暑いからよだれを垂らしながら、近所の番犬たちと喧嘩しながら、嬉しそうにトコトコ付いてくる。
私たちがお店に入ると、店の前でちゃんと待っているおりこうさん。

ボディペインティング

行く宛てもなく街中をぶらぶらしていると、ボディーペインティングをしているのを目撃。
土色に下塗りされた身体に、黄土色で絵が描かれていく。
見本も下絵もなしに、慣れた手つきで見事な模様が出来上がる。
衣装は鶏の羽と藁のようなものを纏っただけのシンプルなもの。

ショーに向けてのペインティング

聞いてみると、今夜のダンスショーの準備だと言う。
「ぜひ見に来て」と割引券を渡される。
島のダンスには興味があったので、今晩皆で行ってみようと話し合う。

はじめて見たモアイ

海のほうから宿に帰ろうと、一旦海へ。
そこには初めて身近で見る巨大なモアイが立っていた。
面長な顔、堀の深い目、高い鼻、一文字に閉じた唇、長い耳、しゃくれた顎、太い首、広い胸板。
かつてイースター島で理想とされた威厳ある男性像なのだろうか。
海からの攻撃からは俺が守ると言わんばかりに潮風を受けながら堂々と立っていた。

セントロ近くのビーチ

近くのビーチでは、サーファーやボディーボーダーが波乗りを楽しんでいる。
この明るくのんびりとした海辺の雰囲気に、身体がどんどん解放されていく。

ベリーフレイバーのジェラート

かなり暑くなってきたので、海辺のジェラート屋さんでベリーフレイバーのジェラートを注文。
ベリーの粒粒が入っていて適度に甘酸っぱくて、うまうま~。

ジェラート屋さんの美女

しかも、ジェラート屋さんのお姉さん達がキュートでセクシーで、
それだけでジェラートを食べてない男性陣(といっても二人だけど)もお腹いっぱいの様子。
本当に、この島には美人が多い。
若い人達もきれいだけど、特に子どもを生んだばかりの女性はとっても美しいと思う。
到着日に売店で出会った幼子を連れたお母さんの、微笑を浮かべた満ち足りた表情を私はきっと忘れられない。

一度宿に戻り、夜、再びダンスを観に街へ繰り出す。
昼間ボディーペイントをしていた場所の近くが会場だと思い込んで行ってみると、
会場は全然違う場所であることが発覚し、急ぎ足で探しながら海沿いの会場へ。
30分くらい遅れて会場に到着すると、ショーはまだ始まっていなかったので一安心。
ショーの前は観客も顔にペインティングをしてもらえるので、行列ができていた。

男性のダンス MAORI TUPUNA

会場が一瞬静かになり、いよいよ開演。
歌声と共に一人の男性ダンサーが舞台に踊り出る。
一人とは思えないほどの迫力。
そして袖で待機していた他のダンサー達も加わり、大声で発声しながら舞台を踏み鳴らす。
音が会場中に反響し、舞台がどんどん大きくなって目前に迫ってくるかのようだ。
衣装はイースター島固有のものだけど、ダンスはニュージーランドで観た先住民マオリのダンスマオリのダンスにとてもよく似ている。
筋力、跳躍力、力強さ、声の太さを見せ付けられるダンスだ。

女性のダンス MAORI TUPUNA

次は後ろで待機していた女性達のダンス。
ハワイで観たフラダンスにとても似ているけど、フラを観ると自然への畏敬をメインに感じるのに対し、
こちらは女性の丸み、女らしさが前面に出ていた。
大勢のダンサーがいる中でも、特にセンターで踊っていた写真の女性の妖艶さにはうっとり。
きっと会場中の観客があの流し目にドキドキしていたことだろう。
優雅そうに見えるダンスだけど、実際に踊ってみるとリズムに合わせた腰の細かな動きがかなり難しそうだ。

終盤はどのダンサーも背中にうっすら汗を浮かべていた。
女性の妖艶さと男性の気迫が混ざり合って、興奮のうちに舞台は幕を閉じた。
ダンスを観て、イースター島における理想の女性像、男性像がわかった気がする。

イースター島には4つのダンスグループがあるそうだが、
私たちが観たのは「MAORI TUPUNA」というグループ。
旅人の間では「カリカリ」というグループが有名だけど、
昼間ペインティングの現場に出くわしたのも何かの縁だから、こちらを観ることにしたのだ。
後で聞いた話では、カリカリは「ショーとして魅せる」ことに重点をおいていて、
ダンスはポリネシアン・ダンスがメインだそう。
一方、MAORI TUPUNAは、イースター島古来のダンスがメインだそうだ。
両方観ていないので双方の違いについては何とも言えないけど、
イースター島に行ったら是非是非、ダンス鑑賞をお勧めしたい。

ありさ

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南の島で年越しを

昨日手配したピックアップ4WDをレンタルし、島内観光。
安く済ませるためマニュアル車を借りる。
運転は頼れるジョーちゃん。
ジョーちゃん以外にマニュアルを乗りこなす腕の持ち主はいなかった。
申し訳ない…。
お昼に借りて慣らすために、ジョーちゃんとりょう君と4人でしばらくドライブ。
しかし、運転うますぎだ!

この島でのドライブ、とんでもなく気持ちいい!
どこか常夏の田舎を思わせるような日差しに涼しい風。
ここまで素敵な島だなんて、想像していなかった。
ずっと走っていたいくらいだ。

イースター島で数えるくらいしかないビーチのひとつ、北側のビーチまで行ってみる。
日差しが思いのほか強くて、すぐにへばってしまう。
こんなに暑くなるとは思ってもみなかった。

椰子の木が立ち並び、向こうに白砂が敷き詰まっているが見える。
そして、遠目に青い海。
海の手前には、その場に不釣合いかのようにモアイ像が5体並んでいる。
プカオと呼ばれる帽子を被り、少し小さめのモアイ像たち。

美しすぎる海に向かって歩いていいのか、モアイに向かって歩いていいのか選択できないほど、
どちらにも惹かれてしまう。
モアイ像が、こんな美しい(という形容がぴったりの)ビーチに佇んでいるなんて想像もしていなかった。
椰子の木々から見えるモアイと白い砂のビーチ。

椰子の木々を超えて白いビーチとモアイへ

4人でビーチでぽかんとして、キャンプサイトへ戻る。
今日からカンクン、クスコでお会いしたほそQ夫婦がやってくる。
私たちの年越しに合わせて大急ぎでイースターまでやってきてくれた。ありがとう。
さらに、ひろ君あきこさんご夫婦も一緒にレンタカーをシェアしてもらえることに。
総勢8名でのイースター。
普段大勢で行動しないので、どれだけ賑やかで楽しそうになるか楽しみだ。

今日到着した4人は、移動の疲れがあるだろうけど、
年末でレンタカー屋さんが半日しか営業しないとのことで、
車をお昼からしか借りられなかったため、さっそく島内観光へ。

東側の海岸沿いの道を行くことに。
モアイが見えては立ち止まりと当ての無い行程を進んでいく。
海沿いの道は、海からの風が気持ちよく、日差しがまぶしい。

ある一体のモアイが海岸沿いに立っていたのを見つけて近寄ってみる。
そこからさらに先の海岸線に目をやると、
あれっ?帽子じゃない?と疑問の声が上がる。
プカオと呼ばれるモアイの帽子はモアイ崇拝時の後半に作られ、
その褐色が特徴のため、よく目立つ。
なんで帽子だけあるんだろうね~って話して、その場を離れようとして、
その帽子の落ちている近くをよーーーーーく見てみると、
ある程度規則的に大きな石が並んでいる。
あれっモアイじゃん!
と叫ぶ。そう、8体のモアイがその場で倒されていたのだ。

倒れたモアイたち

改めてその場所に近づいてみると、内陸に向いていたモアイが陸側から引っ張られて倒されたのがわかる。
遠くから見ると仰向けに向いているかと思ったけれど、
うつぶせて、目の窪みが下にあるのがわかった。
そして、倒された勢いで帽子も転がっていったのだと。
まさかこんな風に何百年か前の出来事のままになっているとは到底思わなかった。
その風景を見て、なんだかモアイが可愛そうな感じになる。
もともと人間っぽい像なだけに、倒れていると起こしたくなる。
このままの姿勢だとこちらもかなしくなってしまう。
倒れたモアイを見るとそういう気分になってしまった。

さらに先を進むと、内陸の小高い山に転々と何か石のようなものが転がっているのが見える。
最初はよくわからなかったが、これが石切り場。
近づくにつれ、モアイを製造していた山なんだとわかった。

モアイの石切り場を望む

モアイの石切り場

道を間違えて変なところからその山の様子を伺いに歩いていってみた。
ここは国立公園内で入るのに高い入場料を必要とする。
もう閉まっている時間だったので、遠目に見てまた今度来ようかなという話になった。

テントサイトの前の海辺はほんとに毎日夕日がきれいだ。
その空の色がとんでもなく素敵だ。

夕日を眺めて

今日は年末ということもあり、ミヒノアでBBQ大会が開かれた。
参加費用も安く、ウィスキーにワイン、鳥肉・豚肉・魚にサラダ類、ライスなどが豪勢に振舞われた。
こんなにもいっぱいがっつりと食べられるとは思わなかった。
うれしい誤算。

年末BBQ大会

そして、2011年に向けてのカウントダウン。
西側の海辺のモアイのふもとから花火が上がった。
少し肌寒いけれど、かなり大きな花火がその場を盛り上げて熱くしていた。

2010年はこうして幕を閉じた。
旅のための準備に始まり、旅に出た2010年。
こうして無事に旅を続けていられる事をうれしく思う。
そして、パートナーと共に苦楽を共にし続ける毎日がどれだけ有意義なことかとてもよくわかった1年だった。

これからもよろしくお願いします。

ゆーじ

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モアイの間から差し込む初日の出

昨日借りたレンタカーを走らせ、宿の日本人8人で初日の出を見にいくことに。
夜明け前の暗闇の中、ごそごそとテントを這い出し、車に乗り込む。
目指すは、なぎ倒されて放置されていたものを日本のクレーン会社が援助してもとの位置に立たせた15体のモアイがいるアフ・トンガリキ。
ここは日の出を見る絶好のポイントらしく、ポスターや絵葉書にもなっている。

20分くらいで目的地に到着すると、まだ辺りは真っ暗。
それでも駐車場には何台か車が停まっており、
暗闇の中に聳えるモアイの前では、たくさんの日本人が夜明けを待っていた。
前にカナダ人の旅人と話していた時、イースターに行くと言うと「石像があるだけの島でしょ」という反応をされた。
モアイって何でこうも日本人に人気なんだろう。
日本にモアイのレプリカが多いから?CMに使われているから?謎だ。

日の出前 15体のモアイ

その後、ちらほら他の国の人達も集まり出し、空が明らんでくる。
日の出前の期待に溢れた空。
この景色は、毎日宇宙がくれるているはずのとっておきのプレゼントだ。
毎日早起きすれば見られるのだけど…。

初日の出 15体のモアイ

30分くらい東の空を見つめ続けていると、モアイの間から光が射した。
2011年の幕開け。

昨年のお正月は、東京の明治神宮に初詣に行った。
翌年、イースター島でお正月を迎えることになるなんて想像もしていなかった。
夢だった世界一周の途中。
二人で無事新年を迎えられたことに感謝し、これからの旅がハッピーであるようにお祈りする。
これから何度となく迎えるであろうお正月。
来年も、再来年も、二人で、その年に感謝して、新しい年への期待を抱いて迎えられますように。

パワーストーンに触れる

夜明け後の余韻を充分楽しみ、辺りが完全に明るくなると、再び車に乗ってビーチへ向かう。
途中、イースター島に初めてやってきた王様が故郷からカヌーに積んで持ってきたという
パワーストーンから力をもらう友達のほそQ夫婦

スイカ 割られ待ち

ビーチに着いたら、昨日直売所で購入したスイカでスイカ割り。
イースター島の太陽をいっぱい浴びて育ったスイカは、瑞々しくてとても甘かった。

スイカ割り

きれいなビーチで友人達とあま~いスイカ。
2011年1月1日、最高のお正月。

ありさ

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ほのぼのミサ見学と鳥人儀礼

1864年、ヨーロッパ人がカトリック教をイースター島にもたらした。
現在では島民の90%以上はカトリック教徒だという。

日曜日のミサ

日曜日には島中の人々が集まるミサがあるというので、宿の皆で見にいった。
教会の中は島人でいっぱいで、座りきれない人もいるくらいだった。
年若い神父のお説教に静かに耳を傾けた後は、ギターを伴奏にした賛美歌が歌われる。
独特のリズムで、ややゆっくりのどかな合唱。
その後、一連の儀式が終わると、近くの人達同士で手を繋いだり、握手をしたりする時間。
あたたかなミサだった。

耳に花を飾りミサに参加する

たくさんの人が集まるとあって、島の人達はいつもよりちょっとおしゃれをしている。
何人かの女性は耳に生花を飾り、教会内にふんわりと花の香りを漂わせていた。

教会は社交の場

週に一度、同じ場で顔をあわせ、挨拶を交わす。
だいたいの人が顔見知り。
狭い社会ではあるけど、あったかい。

共同墓地

島を巡ると、山の上や茂みの中に十字架を発見する。
共同墓地も、カトリック式に埋葬されている。

マケマケ神と鳥人のペトログリフ(レプリカ?)

それでは、ヨーロッパ人の入植前、島の人々は何を信仰していたのか。

モアイの下の石壇(アフ)の地下からは人骨が多数見つかっていることから、
モアイはその家代々の死者の遺骨を納める共同墓地の役割を果たしていたのではないかと考えられている。
日本の神道の祖先信仰に近い形で、かつての島民はモアイを崇拝していたようだ。
モアイは、祖霊の墓であると同時に自分達の家系集団の権力を表すものでもあった。

モアイを建設するための資源が枯渇し、モアイ建造時代が終焉した1680年ごろ、
イースター島では創造神マケマケを信仰する新しい宗教が興ったという。
そして、それまで成人式などに行われていた鳥人儀礼が、宗教的な意味を帯び始めたそうだ。
鳥人儀礼は、毎年9月に主催されるコンテストのようなもので、
島のいくつかのグループがそれぞれ1名若者を選び、
島の南西端の火山にある岬から2キロ離れた対岸の島まで、荒海を泳いで渡らせた。
その島までたどり着き、グンカン鳥が産む卵を一番早く割らずに持ち帰った者の上官が一年間、
マケマケ神の現人神「鳥人間」となって島を収めることができた。
イースター島のペトログリフ(岩面彫刻)には、マケマケをテーマにしたものがよく見られる。
(写真のペトログリフは恐らくレプリカで、左下の目のようなものがあるのがマケマケ)
断崖絶壁の岩肌から海に向かって荒波を泳ぐこのコンテスト自体が危険なだけでなく、
卵鳥に失敗した者は対岸の島で餓死したとも言われている。
そして鳥人になった者は、儀式の後、火山近くの洞窟で踊りを舞いながら食人をしたそうだ。

ここで、疑問がわく。
それまでモアイが信仰されていた島で、
なぜ新しい宗教が取って代わって信仰されるようになったのだろう。
この疑問の答えが見つかるのは、次の日に島の歴史を描く映画を観てからのことだ。

食人洞窟

教会でのミサの後、ほそQ夫婦と食人洞窟へ向かってみた。
海からは激しく波が打ち付けられ、あまり居気持ちのよい場所ではない。
洞窟の天井には鳥の絵が描かれていた。
いくら厳しい戦いに勝った者の上官と言っても、人間であるその人をいきなり神として崇めるのは人々にとっても抵抗があったに違いない。
上官が普通の人間ができないような事=食人をすることは、
人間が神として崇められるために必要なことだったのかもしれない。

火山湖への道

さらに、丘を登り、火山の火口湖へ向かう。

トトラの茂る火山湖

洞窟から歩いて40分くらいで火山の頂上に到着。
そこに、湖は静かに横たわっていた。
湖にはチチカカ湖で見たトトラ(葦)が覆っていた。
湖の端には海が見える。
湖と海の間の土地はオロンゴと呼ばれ、鳥人儀礼が行われていた場所だ。
生死をかけた戦いの様を、今は吹き荒む風だけが知っている。

鳥人儀礼が行われた場所

写真は、イースター島到着日に飛行機から見たオロンゴと対岸の島。

ありさ

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