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[38カ国目 ギリシャ]ザキントス島

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あの場所に会いに

何かの雑誌で見た景色が忘れられなかった。
断崖絶壁の下のその風景。
調べてみるとそれは、ザキントス島という日本人には余り知られていない、
マイナーな島にあることが分かった。
島の端っこにあるその場所までは、公共交通機関がないということも分かった。
その場所以外は、その島には目立った特長はなさそう。
行き方の情報もほとんどない。

ザキントス島へ行くべきかどうか悩みつつ、
昨日、アテネの宿で島への船のチケットが買える旅行会社を教えてもらって街に出た。
結局、街の旅行会社ではチケットが買えず、街外れのバスターミナルまで行くことになった。
でも、旅行会社のお姉さん達がものすごく親切だったこと、
ギリシャ人の休みと重なったにも関わらず奇跡的にも空席があったこと、
チケットブースが閉まるかどうかのギリギリの時間にすべりこみセーフで今日のチケットをゲットできたこと…。
様々な偶然が重なったことで、ザキントス島へ行く決心をした。

早朝にアテネ市内からバスターミナルへ向かい、そこからキリニ港までバスで約3時間、
そこから船でさらに1時間、昼過ぎにザキントス島に到着した。
事前に見た島の地図では小さな島のイメージだったのだけど、
到着してすぐ、かなり大きな島であるらしいことが分かった。
宿泊予定のキャンプ場まで、港からバスで1時間半もかかったのだ。

そして、キャンプ場周辺は、ビーチ以外、本当に何もなくてびっくりしてしまった。
このキャンプ場に泊まる人は、純粋にギリシャの海と太陽だけを楽しんで過ごすのだろうか。
とりあえず、食料もなければ、島を巡る足もないので、
キャンプ場から一番近い小さな町へ行ってみることにした。

まばらに家が建つ田舎道を約40分。
小さなレストランや売店が現れたものの、観光客も少ない。
お店の人の対応ものんびりしていて、マイナーな島独特の空気があった。
何もなさそうな島だけど、なんだか心地良い。
私達は早くも、1泊の予定でこの島を訪れたことを後悔しはじめていた。

ちょっと遅めのスタートになってしまったけど、
時間がないのでその日のうちに目的の風景の場所まで原付バイクで行ってみることにした。
島は坂道が多く、山だらけの起伏の激しい道が続く。
オリーブ畑や小さな村を抜け、しばらくすると信じられないくらい美しい海岸線に出た。
暖かいギリシャの潮風に吹かれながら絶景を横目に走る、何とも言えない心地よさ。
メキシコのコスメル島で、どこまでも続く透明な海岸線沿いをバイクで走った事を思い出した。

気付いたら、2時間もバイクに乗っていた。
キャンプ場を出た時はそんなに遠いと思っていなかったのに、いつまでたっても着かない。
完全にこの島の大きさを勘違いしていた。

ガソリンをフルに入れないまま走っていたので、いつ無くなることやらとドキドキしながら走る。
途中でガソリンスタンドが全然見当たらなかったが、エンプティサインが出てしばらくしてから運良くスタンドにたどり着く。
肝を冷やしてギリギリすべりこみセーフ。
そこの店員さんに「ビーチまで、もう少しよ」と言われてほっとした。
ガソリンスタンドを後にして、数分で土産物屋や食堂が数軒並ぶ小さな村に入る。
村を突っ切っていくと視界が開く。
何も遮るものの無い青い空と海の気配。
探し求めていた場所がそこにある。

はやる気持ちを抑えつつ、空中に張り出した展望台へ。
おそるおそる、崖の下を覗きこむ。

シップレックビーチ

そこには、想像を絶する風景が広がっていた。
白い崖に守られるようにひっそりと佇む真っ白なビーチに、一隻の難破船。
ターコイズブルーの海からビーチに向かって静かに白波が打ち寄せる。
あまりにも美しくて、ただただ見入るばかり。

昼間は海から船に乗ってビーチまで来ることができるそうだが、
断崖絶壁の崖の上からビーチへ降りる手段はない。
ひと気のないビーチは、まるで時が止まったかのように、
いつまでも、いつまでも、打ち寄せる波を受け入れていた。
誰かを待つかのように鎮座する朽ち果てた難破船は、
トルコからのタバコの密輸船だったらしい。

ザキントス島 展望台からの夕陽に見入る

時間も忘れ、その風景に見入っていると、西の空に太陽が落ち始めた。
太陽は次第に白い崖とビーチを茜色に染め、大きな余韻を残して海に沈んでいった。
私達は、ギリシャの空と海に、圧倒されていた。
気がついたら、日が沈んだ展望台には誰もいなくなっており、大分冷え込んできていた。
私達は、茜色の西の空を振り返り振り返り、背中に燃えるような光を感じながらバイクにまたがった。

うまくタイミングが合わなかったら、私達はこの島に来ていなかっただろう。
なんとなく、あの難破船がすべてを切り開いてその場所に到達するように呼んでくれたような気がする。

ありさ
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優雅なるザキントス島

のんびりとした朝。
テントから出ると、清々しいほど気持ちの良い天気で、気候も最適。
なるほど、ギリシャにバカンスに来る人たちの気持ちがわかる。
それくらい何の非の打ちようも無い気候。

昨日の光景が、まだはっきりと頭の中に残っている。
白い砂浜に、沈没船が横たえたビーチ。
青すぎる海と、広い空。
太陽が、美しすぎるほど儚く遥か向こうの水平線に沈んでいった時間。
全てが幻かのような時間だった。
心の中にぽっかりと穴が開いてしまうくらいに、
自分の心をそのビーチに置いてきてしまったみたいだ。
それくらい気分がぼーっとしている。

心が震え上がるほどの美しさをこの旅で何度も感じてきたけれど、
正直、もう無いだろうと思っていた。
でも、そこにはそれがあった。
世界には、まだまだ美しい場所がある。

名残を楽しむかのように、キャンプ場で、のんびり過ごす。
広く大きなキャンプ場には、数多くの車が止まっていて、みんな思い思いに過ごしている。
レストランもプールもWiFiまであるという、至れり尽くせりな設備。
敷地内からそのまま海にいけるという素敵なキャンプ場。
ビーチまで行って、のんびりと砂浜に座ってくつろぐ。
とても静かで、何組かの家族が水に戯れている。
泳ぐには水温が低すぎると思ったけど、それでもみんな楽しそうだった。

ザキントスのビーチ

この完璧さは何だろうか?
過ごしやすすぎる暖かい気候、暑すぎない程度の太陽の明るい光、透明で波立たない海。
素朴さと美しさを兼ね備えたこんな完璧な世界。
こういうところが存在するんだって思えるほどの、文句のつけ用のない世界。

ほぼ観光地化されていないこの島で目にする観光客たちは、
のんびりしたくてこの避暑地に訪れているという感じだ。
アテネで出会ったイタリア人の少年たちは、夜毎パーティに行くために、
ある島を訪れるんだって興奮して話してくれた。
エーゲ海には、そんな島もあるんだそうだ。
この島がそうじゃなくて、とんでもなく救われた気分だった。

もっと滞在したいと思えるくらい素敵な島だ。
でも、ここに少しでも長く居たら夏の間はずっと出たくないって思ってしまうんだろうな。
後ろ髪を引かれつつ、また違う島に行くことにしよう。

ザキントス島の港

昼過ぎまでのんびりと過ごし、再度、アテネに向けてフェリーに乗る。

アテネに到着する頃には日が暮れていて、案の定どこもお店が閉まっている。
たまたま通りかかったところにお店があり、
そこでスブラキなるものを頼んでみる。
豚肉をグリルし、ピタで巻いたもの。
生ビールと合わせて最高のごはんだった。
アテネのなんとも暗い雰囲気は、田舎の島々の開放感とあまりに違いすぎている。
不思議な国だ。

ゆーじ
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