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[32カ国目 南アフリカ]クルーガー国立公園

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動物探検隊 ~ クルーガー国立公園ドライブ準備編

クルーガー国立公園

プレトリアからバスでネルスプリットへ。
(今ではムボンベラという名前に変わったそうだけれど、誰もそう呼んでいないみたい。)
この街からクルーガー国立公園を目指す。

クルーガー国立公園は、南アフリカの中でも最大規模の国立保護区。
東隣はモザンビークと接している。
広さは四国以上もあり、南北に長いため、サバンナや森林帯など気候帯がいくつかあるらしい。
その多様な気候のお陰で、生息する動物も多種に渡り、世界最多の野生動物生息数を誇るとのこと。
アフリカで生息する主要動物の殆どを見ることができるそうだ。
ビッグ5(ライオン、サイ、ヒョウ、ゾウ、バッファロー)を初め、
チーター、キリン、カバ、シマウマ、ヌーなどなど…。

ただし、この公園内は厳格なルールがあり、決められた道路以外を走ってはならないし、
当たり前だけれど、車から降りてもいけない。
こうなると、動物を見つけても近づけないし、なりより見つける範囲、機会がぐっと小さくなる。
過去に訪れた人のブログなどを調べたけれど、
まず行っている人自体が少ない。
訪れていても、ビック5全てを見れた人が少ない。
うーん、どうしたものか。
行くべきか、行かざるべきか。

悩む。

国立公園の西隣には、小さな私営保護区もあり、
そこだとサファリカーで道なき道を進み、動物を探してくれるらしい。
確実に動物を見られるそうだが、なにぶん滞在費が高いため、私達の選択肢からは除外。

バックパッカーの多くは、タンザニアやケニアでサファリツアーに参加して、
サファリカーで動物を間近で見ることを選択している。
行くからには、確実に動物を見られるとこに行くよな、と思う。

でも、このクルーガー国立公園では、自分でドライブしながら公園内を巡り、
生息する動物を「自分たちで」見つけられる。
そこに一番惹かれる。
これをゲームサファリというらしい。
全部お任せで連れて行ってもらえれば、それはそれで楽しいはず。
予定では、この後タンザニアかケニアでもサファリには行きたいと考えているけれど、
ここクルーガーで野生の動物を自ら探しに行くということ自体が、
冒険ロマンがあって盛り上がる感じがする。

後は、予算。
レンタカー代、ガソリン代、食料費、宿泊費などを計算してみると、
意外にも安く済みそう。
こうなると、おもしろそうだから是非とも行ってみようということに。

さて、レンタカー手配、公園内のキャンプサイト予約、入園料と全てネットで決算し、
いざクルーガー国立公園へ。

ゆーじ


クルーガー国立公園の行き方&ドライブについて、トラベルコちゃんに書きましたので、具体的に知りたい方はご覧ください。
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動物と対峙するということ ~ クルーガー国立公園ドライブ1日目

車を走らせ、クルーガー国立公園へ。

途中で食料を買い込み、ネルスプロイトから一番近い入園ゲートである「マレラネ・ゲート」へ。
ネットで全ての料金を支払い済みなので、予約番号だけを伝えるとすんなり入場可能。
何か注意事項でも言われるのかと思ったけれど、全くなし。
いいんだろうかそれで…。
何も知らずに、車から降りる人とかいないのかな。

さっそく公園内のよく整備されたアスファルトの道路を進む。
さっきまでは大きな町があり、公園近くには住宅がいくつかあったので、
ほんとうに動物いるのかな?なんて思ってた矢先、
インパラたちがお出迎え。

インパラ クルーガー国立公園

インパラはサファリには嫌というほどいるらしいが、
やはり初めて見る野生動物に興奮気味。
しなやかな身体だけでなく、角の形が美しい。

動物を見つけると、道路の脇に車を止めて、車内から動物を観察する。
道路で止まっていると後続の車が何を見ているのか気にして、
視線の先を探るように、通り過ぎていく。
見ているものがインパラだと、「なーーんだ」とがっかりして通り過ぎるし、
象やバッファローなどの大物だとみんな「おーっ」となって、車を寄せてくる。
道路上での激しいポジショニング争いが生まれるくらいだ。

こちらも前方に止まっている車を見つけると、すっ飛んでいく。
そして、何かな?何の動物だろう?と興奮しながら近づく。
この瞬間は、自分たちで動物を探している時にしか味わえない冒険心のようなものだ。
気持ちが高鳴る。
見つけた人たちは鼻高々に「どうだ俺が見つけたんだ!」と言いたげな表情。
と言っても嫌な気分になるどころか、
純粋に「すごいな~よく見つけたな~」とライバルを称えてしまう。
そんな風に、動物を見つけるゲームの中での参加者の心理が見えてくるのが、おもしろい。

公園内には、レストキャンプと呼ばれる宿泊施設が20ヵ所ほどにある。
今日泊まる予定のレストキャンプ「ベルグ・エン・ダル」は、入場したゲートから一番近い場所にある。
チェックイン後、その周辺を気の向くままドライブしてみた。
キャンプには門限があるので、時間までに帰らないと罰金を払うことになる。
そのため、あまり遠くには行かないで、
公園の南部、東西40~50km四方くらいをある程度まで行って、
ユーターンして同じ道を戻ってきた。

行きはまだ日が高いせいか、そこまで動物に会えなかったが、
日が暮れ始めて、同じ道を戻ると、象やサイの親子に遭遇した。
日が登る頃、そして落ちる頃に動物は活発に動くらしい。

サイの親子たち クルーガー国立公園

サイは子連れのためか親が周囲をひどく警戒をしている。
前後に車が2、3台ずつ迫っているので、プレッシャーを感じているのかもしれない。
進行方向を二転三転し、車の近くを通る。
サイが近づくと、驚かせないためにエンジンを止める。
それでも、もしこちらに向かってくるとなると、避けないと危ない。
車がつぶされるだろう。
あの巨大な角がこちらに少しでも向いた時は、かなりの恐怖を感じた。
エンジンをいつ掛けるべきか、ギアをバックに入れるべきか、前に進むべきか。
いつでも動けるように身構える。
こんなに緊張したのは久しぶりだと感じるくらい。

動物と対峙するということ。
それがどんなものかわかった気がする。

どの動物の気性が荒いのか、行動するのはいつなのかなど、
各動物に関する情報をどれくらい知っているかで、このゲームサファリはだいぶ変わりそうだ。
うまく行程をプラン立てれれば、動物との出会いも増えるだろう。
少しずつ動物の生態に関する知識を身につけることで、
自分たちもゲームサファリをもっと楽しんでいけるのだろうな。

明日からもどんな動物が見れるかは、全て自分たちのゲームプランと運だけ。
出会えるかどうか、楽しみで仕方がない。

ゆーじ
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生命に触れる ~ クルーガー国立公園ドライブ2日目

クルーガー国立公園は、広い。
朝に今日一日どの辺を走るか目星をつけておかないと、
閉門時間までにレストキャンプに戻ってこれない。
日没後のドライブは禁止されていて、閉門時間に間に合わないと罰金を取られるのだ。

サイティングマップ

ドライブの計画を立てるときに参考になるのが、
大きなキャンプ場の掲示板に張り出してある「サイティング・ボード」。
昨日と本日の2枚の地図があり、
レンジャーや訪問者が人気の動物を見かけた場所に、
各動物の色のマグネットを置くシステムになっている。
これを見ると、どの辺りにどの動物が出没しやすいかがわかるので、
それを目安にその日のドライブの予定を立てる。

今日はどの動物に出会えるだろう。
期待に胸を膨らませ、宿のゲートをくぐる。

サイ
シロサイ
今日のドライブで最初に出会ったのがサイ。
茂みの間にいた。

シロサイとクロサイの違いは、実は色の違いではないらしい。
シロサイは地面の草を食むので、食べやすいように口が横長。
クロサイは、少し背の高い草や低木の葉を食べるので、口が尖っている。
現地の人が、シロサイを案内するとき、口を指差して「ワイド」と言ったのが、
「ホワイト」と聞き間違えられたのだとか。
色は、両方とも灰色をしている。

バッファロー
バッファロー(アフリカスイギュウ)
黄昏時、湿地帯に草を食みに来ていた。

センター分けの前髪をなでつけましたといった風貌の角が、どうしても笑えてしまう。
外巻きにカールしているし!
確か、アジアにいる水牛の角はこんな形をしていなかった。

バッファロー、ゾウ、ライオン、ヒョウ、カバは「ビッグ5」と呼ばれる動物の一つ。
これは「見るのが難しい動物5」ではなくて、「人間が狩りをする時に最も危険な動物5」だそうだ。
ビッグ5のなかでも、おとなしそうなバッファロー。
実際は、狩りをしている人間に背後から近づき、鋭い角で襲うとしてハンターから恐れられているという。

バッファローの天敵はライオンだけ。
幼獣はハイエナに狙われることがあるそうだ。

キリン
キリン
高い木が固まって生えているところによくいる。
首が長~いせいで、背の高い草が茂っていても比較的見つけやすい。

「キリンの目は、どうしてあんなにやさしい目をしてるんだろう。
 なんだあの丸っこいコブのような角は。
 きゃわい~~~!」

…と、夢中になって観察していたその時。

にょろにょろ~~っと舌が出た。

ギャァァ、気持ち悪い!

長さは30~40cmはあったと思う。
この舌を木の葉にからめてちぎり取って、もぐもぐしている。
ううむ…。
あのグロテスクな舌は見ない方がいいかも…。

ちなみにキリンは日本の法律上、ペットとして飼育できるそうだ。
飼っている人いるのかなぁ?

ゾウの群れ
アフリカゾウ
そろそろ宿の閉門時間が近づいていたので、
宿に向かって車を走らせていた時、ガサガサ音がする。
車を停めると、茂みにゾウの群れがいた。

群れは、車の少し前を横切り始めた。
ちょうど川へ水浴びに行く時間帯だったみたいで、
大量のゾウが横切っていく。
すると、後ろにもゾウのご一行。
私達は前後に挟まれてしまって身動きができない。
密林になっているその一帯はゾウの棲みかのようで、
車を少し走らせては群れが通りすぎるのを待つ、を何度も繰り返した。

群れには必ず何頭もの子ゾウがいて、
通り過ぎる時は親ゾウが子ゾウを挟み、守るようにして通り過ぎる。

他のゾウより身体が大きいボスゾウは、
たまに威嚇するかのようにこちらに視線を向けてくる。緊張する。
アジアゾウに比べて、アフリカゾウは身体が大きく、足が長い印象。


サイ、バッファロー、キリン、ゾウ…。
こういった大型の動物に出会うと、嬉しい反面、緊張する。
野生動物はどちらに進もうが自由。
次の行動が予測できない怖さ、自分が完全に安全な位置にいないという怖さ。
昨日に引き続き、大きな動物と対峙した時の恐怖をここに来てはじめて知った。

動物達は、食い食われを繰り返して淡々と生きていた。
生きるということは、この広いサバンナで餌や獲物を獲得することであり、
死から自身と愛するものの生命を守り抜くことだ。
このたくましい生態系のサイクルが繰り返されている大地に置き去りにされたら、
私は無力で小さく、生きていけないだろう。

子ゾウがいる時の親ゾウは神経質にこちらの様子を伺い、
インパラのオスは何十頭ものメスが渡りきるまで道路を見張り続けていた。
あぁ、生きるってこういう事だ。
どの動物を見ても、その生きている姿が美しくて、感動した。

今後子どもを授かる機会があれば、ぜひまた家族でここに来られたらいいと思う。
大自然での自分の無力さを感じるため。
生命に触れるため。
動物達は何も語らないけれど、その姿だけで、多くのことを教えてくれる。

ありさ
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カバに始まり、カバに終わる一日 ~ クルーガー国立公園ドライブ3日目

朝から早起きをしてゲーム・サファリへ。
日が昇る時間にキャンプのゲートが開き、ぞくぞくと車が出て行く。

早朝ドライブで、なかなか見ることのできないライオンやヒョウを探したい。
サイティング・ボードにはちらほらと目撃サインがあるのだけれど、
その場所を訪れたとしても、発見するのはなかなか難しいようだ。
本当に運としか言いようがない。

ビック5のひとつ、カバもまだ見れていないなと思って、
昨日とは別の道を通って、公園の南西方面へ下って行くことにした。

昨日ある場所で見れた動物は、もちろん今日は同じ場所にいない。
当たり前なのだけど、「いて欲しいというか、いてくれたらな」っていう甘い期待をしている自分がいる。

でも、それだとゲームサファリのおもしろ味はない。
動物に出会えた時の驚きと興奮が無いから。

ふと前方に車が何台も止まっているのが見える。
胸が高鳴る。ぎゅっとアクセルを踏む。
すると、右手に大きな池が出現。
そこに無数のカバが。
見れないなーと思っていたカバがわんさかいるじゃないか。

カバ クルーガー国立公園

呼吸をして、水をぶしゅーと吹き上げたり、
口をあんぐり開けてあくびしてたりと、見てる分にはかなり愛嬌がある。
浮いたり、沈んだりして見え隠れする体は、想像以上に大きい。
そして、カバはどんくさそうなイメージがあるけど、実は意外や意外、一番凶暴らしい。
以前、いもとの「珍獣ハンター」で、いもとが襲われているのを見て、こわっと思ったものだ。
そんなこともしばし忘れのんびりカバの生態を飽きるまで見続ける。

さて、この池の近くに、「ロウアー・サビー・キャンプ」という規模の大きなレストキャンプがある。
今泊まっている「スククーザ」と同じくらい人気があるキャンプで、川の側にあるレストランから普通にカバが見える。

このキャンプからさらに南下すると、
低い草が生い茂っている草原に出る。
見ていると、バッファロー、象、キリン、ヌー、イボイノシシ、シマウマなど多くの動物を一気に見ることができる。

シマウマ クルーガー国立公園

特にシマウマは見る度に美しいなと思う。
縞模様の持つ美しさというのが、なんだかわかるような気がしてきた。
馬なんだけど、縞を纏うことで、不思議なオーラを身につける。
ずっと見ていても飽きないほどの美。

広大なこの公園では、どこに行くかで気候が少しずつ変わり、
育っている植物も変わってくる。
つまり、それを食べる動物たちも場所によって少しずつ違うものが見られる。
こういう草木のところには、こういう動物がいるんだなと、
動物の生態を知らず知らずに勉強している。
体で覚える社会見学のようだ。

一番南端にあるレストキャンプ「クロコダイル・ブリッジ・キャンプ」で、
サイティンング・ボードを見ていると、
隣に立っていた観光客の方が「この道でライオンが見れるよ」と教えてくれた。
「この道では毎日見れてるんだ」と。
こういう観光客同士のやりとりもここでの魅力。
みんなの伝言ゲームで、うまくいけば見れる確率が上がる。

教えてもらった道を進んでいると、対向車のおじさんが自分たちの車に横付けして、
「あの道にライオンがいたから今すぐ行くんだ」と知らせてくれた。
ぶーーんとぶっ飛ばして行った(念のため制限速度50Km/hは守りつつ)が、
教えてもらった辺りではライオンの影さえ見れなかった。
見れる見れないも、やはり運。
がっかりするも、なぜかまだ日にちはあるからと前向きになる自分がいる。
なんだろうなこの冒険心。

カバ クルーガー国立公園

キャンプサイトへの帰り道、昨日まで見れなかった水辺にカバがいた。
見る時間帯によるのだろうか。
昨日まで一回も見れなかったカバに、今日はよく出会える。
そういう日もあるから、ゲームサファリはおもしろいのだろうか。
今日はカバに始まり、カバに終わった一日だった。

キャンプサイトやドライブで出会う人々はほぼ白人の人たちだ。
老後の楽しみや家族同士で小さい子供を連れてきている人たちもいる。
かなり贅沢な道楽だなとも感じる。

南ア国籍の人たちは外国人よりも安く入場できるみたいだが、
それでも黒人の人たちは数えるくらいしか出会わなかった。

いろんな社会的な問題点が見え隠れしていたけれど、
それは抜きにして、こういう環境があるということ自体が素直にうらやましいなと感じた。

ゆーじ
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あの曲がくれたもの ~ クルーガー国立公園ドライブ4日目

クルーガーでの最終日。
車のレンタルがお昼までの契約だから、朝のうちに公園を出なければいけない。
でも、まだ見たかったライオンとヒョウに出会えていない。

ラストチャンスは、キャンプ場から公園出口への道。
公園出口は何箇所かあるので、一番遭遇率の高いところから帰りたい。
サイティングボードで、昨日ライオンとヒョウが目撃された地点をチェックすると、
私達が公園に入るときに使ったゲートと今いるキャンプ場を結ぶ道にマグネットが多く置かれてある。
時間もないし、この道に賭けることにした。

でも、今まで3日間いて見られなかったのだから、見られなくても仕方がない。
他の動物はたくさん見れたからもう満足だな。
そう思いながら、車を走らせる。

出口まで半分くらい来た頃、ふとつけっぱなしにしていたラジオから、
なつかしい曲が流れてきた。

そうだ。
1年前のキューバの旅で、タクシーに乗っている時にラジオからこの曲が流れてきたんだ。



運転手さんが「この曲好きなんだ」と言ってボリュームを上げて、
ノリノリで一緒に歌い出したのを覚えている。
車窓にはハバナの何十年前から変わらない風景が流れているのに、
運転手さんが英語のポップソングを歌いだしたのがなんだかちぐはぐで印象的だった。
歌詞はとても美しくて、
気持ちいい風が吹いていたのを覚えている。

「あの曲だね!」
二人とも、あの時の心地よい車内の空気を思い出しながら、
ラジオに合わせて口ずさみ始めた。

その時だ。
先の方に車が5台くらい止まっているのが見えた。

なんだろう?
気持ちが急く。

近づいて前の車に聞いてみると、草むらを指さす。
そこには、日陰に横たわって休憩中のヒョウがいた。
金色と黒で構成された模様は、最高にセクシーで高貴でかっこいい。
凛とした美しさに見入ってしまった。

途中、急にヒョウが立ち上がった。
2メートルくらいの場所で一瞬睨まれた時は、心臓がバクバクした。
なんて澄んだ、鋭い目なんだ。

立ち上がるヒョウ

何十分も見とれていた。
気が付くと、数十台の車が集まっていろんな体勢で道路をブロックしていた。
その場を後にする意思表示をして、ゆっくりゆっくり道を空けてもらう。

現場を後にしてしばらく進むと、目指していたのとは違う出口を示す看板に出くわした。
どうやら、私達はキャンプ場を出てすぐの辺りで道を間違えてしまっていたらしい。
そのお陰でヒョウに出会えたのだから、たまには道を踏み外してみるもんだ。

あの曲は、前兆だったと思う。
固執していたことから離れ、ふわりと軽くなった時。
思い出してみると、物事がうまく進む時は、いつもそんな時だったような気がする。
周りが見えないくらいがんがん進むのではなくて、
肩の力を抜いて、歌を口ずさむくらいの状態で。
そんな風に生きていけたらいいな、と思う。

ありさ


前兆を運んでくれた曲は、
James Bluntの"You're Beautiful"。
完全版はYoutubeでどうぞ。
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