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[31カ国目 モロッコ]ムゴナ

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バラの街でクスクスを

モロッコに行くにあたって、どうしても会いたい人がいた。
元同僚の、モロッコ人の友人だ。

学生の頃モロッコを旅した時は、女2人旅で途中で1人になったこともあって、
街中のモロッコ人から声をかけられた。
大げさじゃなくて、仕事中の床屋さんが店の外に出てきてまで声をかけてくるほどだった。
ガイドブックには、
「イスラム圏であるモロッコでは、日本人女性は軽いとみなされており、
年齢は関係なく日本人であれば誰でもいいのです」
という趣旨の事が書いてあった。
容姿は関係なく、そういう事らしい。
その頃はまだそれほどモロッコブームじゃなかったので、
単に日本人が珍しくて声をかける人もいたと思う。

そういう訳で、モロッコ人と仕事をする事になった時、
「うーん、モロッコ人…」と、最初はどうしたものかと思っていた。
仕事のやり方の違いで戸惑うこともあった。
でも、仕事をするうちに、誠実さや正直なこと、本音で話し合うこと、
いつも明るく皆に平等なことなどを尊敬するようになった。
「彼のような人がいれば世の中は大丈夫だ」と思えてしまうほど。

友人に連絡を取ると、今は仕事でエル・ケラア・ムゴナにいるとの事だった。
ムゴナは観光客がめったに訪れる事のない小さな田舎町。
普段はとても静かな町なのだけど、一年に一度だけ賑わう。
バラの収穫を祝う「バラ祭り」の開催時だ。
周辺地域から音楽団が集まり、各地域のダンスが披露されたり、
ちょっとした民芸品市が開かれたり、「ミス・バラ」が選ばれたりする。
それが今年はなんと、偶然にも今週末に開かれるという。
毎年5月の最初の週末の3日間に開かれることが多いのだけど、
バラの開花時期やお役所の都合で、開催直前にならないと正確な日にちが発表されないのだ。
ほんとにラッキー!
是非ムゴナで会いましょうということになった。

バラのお店

ムゴナへの到着が近づくと、バラ関連コスメを売るお店が増えてくる。
お店の中は、バラ石鹸、バラの保湿クリーム、バラのシャンプーなど、ピンク、ピンク、ピンク!

町に点在するバラのエッセンスを抽出する工房からは、
甘い、優美な香りが漂ってくる。
工房からはるか遠くまで漂う香りに、あぁ、只今バラの収穫シーズン真っ盛りなんだと実感する。

ムゴナ

ムゴナはオートアトラス山脈から雪解け水が流れるオアシスの町。
先住民ベルベル人が多く住む地域で、彼らの住む土作りの家と畑の緑のコントラストが美しい。
畑には、イチジクやオリーブも実っている。
あたたかい、のんびりとした田舎特有の空気に溶けていく。

久しぶりに再会した友人は、雰囲気が変わっていてびっくり。
メッカ巡礼に行くためにヒゲを伸ばしているんだとか。
ヒゲひとつで人って印象ががらりと変わるもんだから面白い。
でも、冗談ばかり言って明るいのは相変わらずでほっとする。
ゆーやんも、
「初めて会ったのに、前から知り合いだったかのように自然で、
 家族みたいに受け入れてくれる人だね」と言っていた。
モロッコの自然コスメを扱う会社と旅行会社、
2つ会社の社長をしながらも、友人には偉ぶったところが微塵もない。
会う人全員が家族で友達と思っているような雰囲気がある。

この人柄の根幹は、彼が敬虔なイスラム教徒であることが大きいのかな、と思う。
一般的にイスラム教徒(ムスリム)というと、
イスラム過激派の暴力的行為に焦点が当てられがちだ。
でも、彼らはイスラム社会でも異端視される存在で、
真のムスリムは慈悲や寛容の心を持つ穏やかな人々だという事を、私は友人を通して知った。

だからといって、イスラム教徒であれば皆すばらしいと言いたいわけではない。
どんな宗教でも、その宗教の説くエッセンスを理解していなければ意味がない。
一日5回のお祈りを欠かさず、ラマダンを実行している「敬虔そうな」人でも、
普段の行いがめちゃくちゃな人もいる。
個人的に、どの宗教も本質的には同じであると思う。
その本質部分を知って謙虚に生きるという姿勢があれば、祈りの形の違いや、
どの宗教を信じるか、宗教を信じるか信じないかは重要ではないと思うのだ。
友人の場合、たまたまイスラム教徒として育ち、
イスラム教を通して慈悲や寛容を育んできたのだと思う。

クスクス

夜は、友人の会社のバラの工房で働く皆さんと一緒に、
モロッコの家庭で総勢12名でクスクスをいただいた。
通常、クスクスは金曜日に男性陣がモスクの礼拝から戻ってきてからいただく特別な料理。
金曜日でもないのに晩御飯がクスクスと知ったスタッフ達は、
昼間からそわそわしながら「クスクス!クスクス!」と楽しみにしていたそうだ。
クスクスは、レストランで食べるより、
誰かの家で大勢でわいわい食べる方が格段においしい。
お肉の取り合いをしたり、さりげなく大きい野菜を分けてもらったり。
かなり手間のかかるお料理なだけに、愛情もたっぷり入っているクスクス。
よその家でごちそうになるのもおいしいけど、
やっぱり「ウチのお母さんが作ってくれるクスクスが一番おいしい」のだそうだ。

その晩は、ネズミ事件が発生した。
その日、友人へのお土産に、モロッコ菓子の詰め合わせを1箱プレゼントしたのだけど、
翌日、お茶の時間に食べようとすると、箱の中はからっぽ。
夜のうちに全部食べられていた事が判明したのだ。
犯人は夜番スタッフ。
バラの会社のムゴナでの作業スタッフは全員男性なのだけど、
夜番をしながら甘いものを食べて休憩していたみたいだ。
友人は「ここには大きなネズミがいます!」と笑っていた。

あまーいミントティーに、あまーいお菓子。
モロッコ男性はクスクスと甘いものが大好きだ。

ありさ
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バラ職人を訪ねて

朝摘まれたばかりのバラ

友人が働くモロッコ自然コスメを扱う会社のバラ工房にお邪魔させていただいた。
工房では、バラの選別作業が行われている最中だった。
人を酔わせてしまうような、かぐわしい香りがあたり一面に漂っている。
私達もその中に混ぜてもらい、作業をお手伝いさせていだたくことにした。

バラの選別作業

朝摘まれたばかりのバラは、しっとりとしたやわらかい手触り。
幾重にも重なった花びら一枚一枚が生命力を主張するかのように甘い香りを発している。
お手伝いさせていただくにあたって、スタッフが選別のプロとして厳しく指導してくれた。
固い蕾はドライローズ用に仕分ける。
開きかかった蕾は手のひらで軽く回し開いて香りが出やすいようにする。
茎からは苦味が出てしまうので、茎は切り取る。
枯れた花、痛んだ花、葉はゴミ箱へ。
単純そうで、瞬時の判断力が要求される作業だ。

小さい頃からバラを身近な存在として育ってきたスタッフ達は、バラの扱いがとても上手い。
ものすごいスピードで選別しながらも、バラをとても大切に丁寧に宝物のように扱う。
乾燥すると香りが飛んでしまうので、風や光が入らないようにも気を配る。
バラはとてもデリケートなので、扱い一つで香りも変わってしまうそうだ。

バラを摘み取るのは、ムゴナの農家の人々。
日が昇って気温が高くなると、バラの香りがどんどん揮発してしまうため、
涼しい早朝に家族総出でバラの摘み取り作業が行われるそうだ。

ダマスカスローズ

香りをとるためにこの辺りで植えられているバラは、
ダマスカス・ローズという種類のピンク色のバラ。
観賞用の真っ赤なバラとは種類が違う。

この辺りにバラ専門の畑は見当たらず、
野菜や果実を育てる畑と畑の間に垣根のようにバラが植えられている。
バラの収穫時期は、4月の中旬頃から20~40日間くらいと短い。
農家の人にとってバラ栽培は副収入という位置付けで、特に手入れもしないそうだ。
バラは、普段から畑を守るための防御手段としての役割を保ちながら、
開花時期には現金収入をもたらす、貴重な存在といえる。

朝摘んだバラは、その日のうちに選別作業をして蒸留する。
そうすることで、芳香成分が一番高い状態のエッセンスを抽出することができるからだそう。
翌朝に新しいバラが運ばれるまでに、その一連の作業は終えていなければいけない。
そのため、バラの収穫時期は24時間体勢で選別・蒸留作業が行われるという。

この工房では、選別されたバラは圧力がかからない伝統的な蒸留方法でゆっくり蒸留され、
それがそのまま瓶詰めされて「バラ水」として商品化される。
添加物は一切加えられない、バラと水だけが原料の化粧水だ。
蒸留後のバラは羊の餌となり、その糞は畑の肥料となるそうだ。
友人によると、バラを食べる羊はとてもおいしいのだそう。
使い捨てのゴミとして捨ててしまわず、大地からの恵みを大地へ返す、そんな考え方が素敵だ。

工房で働くスタッフは、皆、地元ムゴナのベルベルの男性達。
収穫時期以外の一年の大半は、マラケシュで瓶詰めの作業や他の商品を扱う仕事をしている。
マラケシュでの仕事の方が多ければ、
アラブ人が多く住むマラケシュでスタッフを募集すればいいのではないかと思うところ。
でも、友人は昔からバラと共に生活してきたベルベルと仕事がしたいとムゴナで人材募集をしたそうだ。
友人は社長だけど、スタッフと一緒に寝泊りするし、同じ作業をするし、ご飯もサッカーも一緒にする。

今回、スタッフの皆さんと一緒に作業をさせてもらって気づいたのは、
彼らがバラの仕事に携わることが大好きで誇りとしている事。
農家さんから質のよいバラを仕入れ、選別し、蒸留し、瓶詰めする。
彼らは質の高いのバラ商品を生み出すバラ職人なんだと思った。
自分の仕事に誇りを持って喜んで仕事をする彼らを見て、自分も帰ったらそうありたいと思った。

ムゴナを出るとき、友人からバラ水をプレゼントしてもらった。
「しっとり、つるつるの肌になりますよ」との事。
前に使ってすごくよかったから知ってるよー。欲しかったのだ!
蓋を開けると、甘美な香りが広がる。
これから蓋を開けるたびに、ムゴナの緑とやさしいベルベルのバラ職人達が蘇るはずだ。
100mlのバラ水に、約60個ものバラのエッセンスが詰まっているとの事。
大切に大切に使わせていただきたい。

男性には興味がなかったかもしれない今回の日記…スミマセン。
でも、一度この香りをかいでみたら、男性も夢中になってしまうはず。
モロッコでは男性がバラのコスメを買っている姿をよく見かけるし、
プレゼントしても喜ばれること間違いなし。
バラの香りには、缶コーヒーより?アイドルより?癒しの成分がたっぷり含まれていると思う。

☆☆☆
ここのバラ職人さんのバラ水は、日本のナイアードさんで買えますよ~!

ありさ
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年に一度の「バラ祭り」

ムゴナという小さな町に来ている理由のひとつが、
ちょうどこの町で「バラ祭り」が行われているから。
年に1回しか行われないのだが、とても運よく日程を組むことができた。

先日のテロの影響で、今年のお祭りは大々的には行われないとのこと。
昨日の金曜から3日間掛けて行われると聞いて、昨日は午前中から行ってみたが、
なんにも無かった。
誰に聞いても、いつ始まるかわからないとのこと。。。
大きな広場には一応音響などの準備がされていたので、やることはやるのだろう。

夕方に広場に行ってみると、突然お祭りがスタート。
おもむろに各地域の音楽とダンスが披露されだした。
2、3時間掛けて何組ものグループが踊り、音楽を奏でていく。
ムゴナやワルザザートや砂漠の民族音楽やグナワ(ブラックアフリカから連れてこられた
黒人奴隷音楽とモロッコの伝統的な音楽が混じって出来た音楽)など。
衣装や音楽、踊りが各種多様で見ていて飽きなかった。
最後のグループでは、観客席に居た子供たちと一緒に踊って、お祭り騒ぎだった。
一通り全てのグループが踊り終えると、今晩はお開き。

バラ祭り

例年は、2日目(今日)の午前中がメインイベントとなるそうだ。
市役所に偉い感じの人たちが車で乗りつけ、なにやら建物の中でセレモニーをしている。
お出迎えの踊りを、昨晩一番華やかだったワルザザートのグループが行っている。

バラ祭り

その間、なぜかどこからかマラソン選手たちが、この町に続々とゴールして来る。
なぜ?どこから?
何の前触れも無く、何の祝福も無くゴールしていく選手たち。
なぞだ。。。

その後、昨夜の会場でまたも同じ様に各グループが踊りを興じる。

さて、この女性たち。

バラ祭り ミス・ムゴナ

この小さな町、バラの今年のミス候補たちだそうだ。
ミス・バラがこの中から選ばれるとのこと。

ミス・バラ。
日本の平安時代のようなお姿。さらに、この前髪はすごい。
うーーーーーーーん、まあ世の中の美というものは多種多様なわけで。。。

彼女たちは栄誉あるはずのミス候補なのに、
写真を撮られる事をひどく嫌がる。
普段からベルベルの女性達は写真を撮られるのを好まない人が多いけど、
今日ばかりは舞台に上がっているからよいものと、地元の人たちも携帯でパチパチと激写している。
踊っている途中、ミス候補達は、みんなからのカメラ攻撃にかなり戸惑い気味。
そんなわけで、写真を撮られ慣れていない彼女たちは、
終始うつむき、少々強張り顔で写真に収まってしまう。。。

今日の午前中にミス・バラが選ばれるとのことだったけれど、
見ていた限り、選考会は無かったもよう。
例年なら山車に乗って町をパレードするらしいが、これも見られなかった。
これもテロの影響なのだろうか。
それとも私たちが去った後に、選考があったのだろうか?
気になるところだ。

ゆーじ
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