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フィッツロイ

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朝陽に輝くフィッツロイを目指して

早朝3時半に起床。
テントから出ると、当たり前だが、真っ暗。
ここまで暗いのに、歩けるのか?
と思ったけれど、ライトで道を照らしつつ歩き始める。
そして、かなりの寒さ。
雨が降っていないだけ、ましかな。

こんな早朝から歩き出す目的は、
朝陽の中輝くフィッツロイを見るため。

テントサイトから1時間15分掛けて3kmの道のりを行く。
まさか目の前にある山の上まで行くのではと、
昨日話していたけれど、まさにその通りだった。
見るだけできつそうな急勾配。

少し早めに出たので、ゆっくりとゆっくりと進む。
全く周りが見えないので、道が全然わからない。
立ち止まってはライトをかざして行く道を探す。
こんな所で迷ったら、戻って来れなさそうだ。

下からもいくつかのライトの光が見え、トレッカーが登ってくるようだ。
それを見て道を間違っていないなと安心できる。

登るにつれ、汗をかくぐらいに体が熱くなってくる。
そして、空がうっすらと明らんでくる。
もう少しで到着なはず。

5時過ぎ、もうすぐで小高い山の頂上に到着するところ。
そこで目の前にフィッツロイのシルエットが目の前に飛び込んでくる。
辺りはまだ薄暗い中けれども、その稜線の美しさはとても際立っていた。
とんでもない迫力とその造形美に鳥肌がたってしまった。

うわっ。

と二人して声を上げる。
涙が出てくるほどに美しかった。

そして、自分たちに見られた事がわかったかのように、
フィツロイは雲を吐き出し、その稜線を隠していった。
少しの間だけれど、その全貌をこの目に焼き付けることができて幸せだった。

山の頂上まで登ると、すぐ下に湖"Laguna de los Tores"がある。
そして、目に前にフィッツロイ。
フィッツロイの名の通り”煙を吐き出し”続けている。

この頂上で朝陽を待つ。
しかし、温まった体が冷えてくると、もうほんとに寒い。
特に山から吹き降ろす風が冷たく、手を出しているとかじかんでしょうがない。
ありさは寝袋を持参して、包まって暖を取る。

朝陽待ちのありさ

陽が上って来た。
フィッツロイは相変わらず雲に覆われている。

朝陽前のフィッツロイ

それでも、太陽が昇る時の空の赤さには驚いた。
こんなに燃えるような赤が見えるなんて。
静かな朝とは思えないくらい、自分の心が燃えるように興奮してくる。
ほんとうにきれいだ。

朝焼け

どんどん陽が高くなっていってもフィッツロイの雲はそのまま覆いかぶさっていた。
いつまでも見ていて飽きないくらいの雄大さを見せつけられ、
ずっと山を見続けていた。
ありさはさすがに寒さが堪えるらしく、先に山を下ることに。
自分はもう少しこの景色を見ていたかったので、寒いけれど、
そこに留まった。

雲を吐き出し続けるフィッツロイ

30分くらいひとりでそこに居ただろうか。
さすがに凍りつきそうになってきたので、下山。
ちょうど雨が降り始めてきた。
今日はフィッツロイの稜線を拝むことはできないだろうな。

下りはすいすいと駆けるように降りて、30分でテントサイトへ。
朝ごはんのサンドイッチを食べてから、また眠ることに。
のんびりできるから、キャンプ生活は好きだ。

お昼には、荷物を担いで来た道を戻る。
少しだけ氷河を眺めに行ったけど、あまりの強風で飛ばされそうなので、
あきらめて、のんびりと帰り道を行く。

カプリ湖を過ぎた辺りからは天気がよかったけれど、
振り返って見たフィッツロイはまだ雲が架かっていた。
朝陽に輝くところは見れなかったけれど、
暗闇で見たフィッツロイの迫力と美しさは忘れないだろう。

とてものんびりと過ごせたフィッツロイ。
もう2,3日キャンプしてもよかったなと思うくらい、
素敵な国立公園だった。
これが入場料無料なんだからすごいことだ。

ゆーじ

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稜線美のフィッツロイ

今日から1泊2日でフィッツロイ山にトレッキングへ。
エル・カラファテからバスで4時間行った所にあるエル・チャルテンという小さな村を拠点に登る。
標高3,375メートルの尖った山に登るのはクライマーだけで、殆どの人々は山の近くまでいって雄姿を拝み、山の周りをトレッキングする。
エル・チャルテンから日帰りでも回れるし、3日ほどかけてゆっくりトレッキングすることもできるけれど、私達は朝焼けの山を見られる1泊2日を選択した。
前日にエル・カラファテの山道具屋さんでテントと寝袋の下に敷くシートをレンタルし、
2日分の食料を買い込み、準備万端。

フィッツロイのビジターセンター

エル・カラファテからのバスはエル・チャルテン村に入る前に必ず、
公園のインフォメーション・センターに立ち寄る。
ここで、公園内の地図をもらい、主要なトレッキングルートやトレッキングのルールの説明を受ける。

基本的なトレッキングのルールは次の通り。
・公園内のキャンプ場はすべて無料。キャンプ場を利用した後は、まるで利用してないかのようなきれいな状態でその場を去ること。
・山水はそのまま飲料水として飲むことができる。エル・チャルテン村の家々は山水をそのまま使用しているので、山では洗剤や石鹸は使わない、食器を洗う時は水源から離れた場所で洗う、トイレは水場から100m離れる。
・すべてのゴミは持ち帰る。
・シカを見たら、ビジター・センターにどこで見たかを報告する。犬はシカを脅かすので、犬を連れて山に入らない。

これらのルールはトレッカーにとっては当たり前の事柄かもしれないけれど、
5分間でもルールを確認するのはとても重要だ。
話の端々から、このセンターの人々がフィッツロイ山周辺の自然を愛し、誇りに思っていること、
美しさを守っていきたいと心から願っていることが伝わってきて好感がもてた。

フィッツロイ 入り口

バスターミナルでバスを降り、15分くらい歩いて公園の入り口へ。
最初の1時間くらいは急な山道が続くと聞いていたので、覚悟して足を踏み出す。

花咲くフィッツロイへの道

それにしても、いい天気。
風が強くて時々吹き飛ばされそうになるけど、陽気だけは春のようだ。
タンポポとシロツメクサの咲く山道を歩きながら、日本もあと1ヶ月くらいで春が来るだろうと思い巡らす。
日本の陽気な花の季節が一番好きだ。

キツツキさん

1時間くらい歩くと森に入り、しばらく平坦な道が続く。
森では適当な長さと太さの杖探し。
杖があるとトレッキングが格段楽になる。
ちょうどよい杖が見つかり、ご機嫌で歩いていると、コツコツ音がする。
音の方を探してみると、赤い首のキツツキが熱心に木の幹をつついていた。
きっと、おいしい虫でも見つけたのだろう。

カプリ湖からの眺め

森の中をさらに30分ほど歩くと、カプリ湖に出た。
ここはキャンプ場にもなっているけど、テントを張っている人はあまりいない。
湖のそばの岩の上では、多くの人がお菓子や果物を食べながら休憩している。
近づいてみて、納得。
1時間半登ってきて、はじめてフィッツロイの山が姿を現し、絶景が目の前に広がっていた。
私達も、岩の上に腰を下ろし、しばしの休憩。

カプリ湖から見たフィッツロイ山

岩の上から見えるのは、なかなか雲が切れた姿を見せることがないと言われるフィッツロイ山。
この時もうっすら雲に包まれてはいたけど、全体の形がはっきり分かってよかった。
この山の稜線こそ、アウトドアブランド「パタゴニア」のロゴマーク。
万年雪を抱いた尖った岩峰がそびえたつ様は、確かにロゴマークにしたくなるほどスタイリッシュ。

雲に覆われたフィッツロイ

湖からさらに森の中を1時間ほど歩くと湿原に出て急に視界が開け、再びフィッツロイが姿を現した。
峰峰の上を虹のような半円を描いた雲が覆っている。
空の他の部分は快晴の青空なのに、そこだけはすっぽり雲に包まれていて不思議。
山の下の蒸気が雲を発生させるような地形になっているのだろう。
まるでマチュピチュみたいだ。
雲が切れるのを待っても待っても、次々と新しい雲が下からやってきて、雲が途切れることがない。
だからこそ、一瞬でも、雲が途切れた時の姿を拝めたときの喜びは大きい。
何かが潜んでいそうな、神々しい山。

山を拝んだ後は、湿原から少し行った所にあるPoincenotのキャンプ場にテントを張った。
空になったペットボトルを持って近くの小川で水を汲む。
そのままごくごく飲んでみると、おいしーい。
くせが全くなく、透き通った水の味。
ごみひとつないキャンプ場は、たくさんの人がテントを張っているにも関わらず、静かで過ごしやすい。
たくさん歩いて、小川の水を飲んで、ひんやりおいしい空気に囲まれて。

ゆーやんは私の3倍くらいの荷物を背負ってくれていたけど、
そんな事どうでもいいくらいに嬉しそうにしている。
本当に、こういう空気が好きな人なんだろう。
世界一周の旅に出て、ゆーやんが一番晴れやかな表情をしている時は、
いつでも大自然に囲まれている時だ(あ、あとカツ丼食べてる時…)。

明日は、早起きして山の近くまで登り、朝焼けを見る予定。
朝焼け、見られるといいな。

ありさ

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